Web2.0という言葉を最近耳にするようになった。たとえば「ブログ」が登場して明らかにインターネットでの情報発信の仕方が変化した。利用者の方は特に意識することもなく、単に便利なツールとして「ブログ」を受け入れてきたわけだが、しかし、こうした変化はインターネットの世界の急激な進化を背景にしているということだ。
IT用語事典に次のような説明がある。
Web2.0の大家として知られるTim O'reilly氏の論文「What is Web 2.0」によれば、Web 2.0を特徴付けているのは、次のような事柄だ。
(1)ユーザーの手による情報の自由な整理
従来のWebでは、Yahoo!ディレクトリなどのように情報をディレクトリ型に整理して配置して来た。これに対してWeb 2.0では、ユーザーの手によってこれらの枠組みに捉われることなく、自由に情報を配置する。代表的なサービスとしては、画像を共有するサービスであるFlickrや、ソーシャルブックマークのはてなブックマークなどが挙げられる。
(2)リッチなユーザー体験
従来のWebでは、HTMLやCGIなどを利用してサービスが提供されることが多かった。これに対してWeb 2.0では、Ajax、DHTML、Greasmonkeyなどといった技術やテクニックを応用してサービスを構築し、豊かなユーザ体験を提供する。代表的なサービスとしては、GoogleMapやGoogle Suggest、Gmailなどが挙げられる。
Web 1.0 Web 2.0
DoubleClick --> Google AdSense
Ofoto --> Flickr
Akamai --> BitTorrent
mp3.com --> Napster
Britannica Online --> Wikipedia
個人のウェブサイト --> ブログ
evite --> upcoming.org and EVDB
ドメイン名の投機 --> SEO(検索エンジンへの最適化)
ページビュー --> クリック単価
スクリーン・スクレイピング --> ウェブサービス
パブリッシング --> 参加
コンテンツ管理システム --> wikis
ディレクトリ(分類学) --> タグ付け(人々による分類"folksonomy")
スティッキネス(個々のサイトへの顧客の忠誠度) --> シンジケーション(サイトの垣根を越えた連携)
そのほかにも見出しの項目だけあげておくと、
(3)貢献者としてのユーザー
(4)ロングテイル
(5)ユーザ参加
(6)根本的な信頼
(7)分散性
詳しくは「IT用語事典」を見てほしい。
わたしが「これは使えるな」と思って注目していたものが、どうやらWeb2.0という言葉に集約される変化なのだと気づいた。いままでのインターネット・webは、ただ提供される情報を眺めるだけ、あるいはサービスを受け取るだけだったが、Web2.0では、情報を加工したり編集したり共有したりするような参加型の世界になっているということである。
個人的に注目したいのは、オープン・ソースとファイル共有、それに著作権フリーという考え方だ。それがどうして重要なのかはここで詳しくふれない。まずは、Web2.0的な世界の実際例を見てほしい。
GoogleMap 地図上の「サテライト」をクリックすると衛星写真が見られるが、さらに店やサービスの場所を検索できる。
このGoogleMapを利用した「はてなマップ」もおもしろい。これは、ユーザが地図上に写真や詳細情報を登録していくというサービスである。
もうひとつは、livedoor 天気情報「Weather Hacks」というサービス。これは自分のブログに地域の天気情報を掲示できるというもの。(ただし、プラグインできるブログはかぎられているが)
IT用語事典に次のような説明がある。
Web2.0の大家として知られるTim O'reilly氏の論文「What is Web 2.0」によれば、Web 2.0を特徴付けているのは、次のような事柄だ。
(1)ユーザーの手による情報の自由な整理
従来のWebでは、Yahoo!ディレクトリなどのように情報をディレクトリ型に整理して配置して来た。これに対してWeb 2.0では、ユーザーの手によってこれらの枠組みに捉われることなく、自由に情報を配置する。代表的なサービスとしては、画像を共有するサービスであるFlickrや、ソーシャルブックマークのはてなブックマークなどが挙げられる。
(2)リッチなユーザー体験
従来のWebでは、HTMLやCGIなどを利用してサービスが提供されることが多かった。これに対してWeb 2.0では、Ajax、DHTML、Greasmonkeyなどといった技術やテクニックを応用してサービスを構築し、豊かなユーザ体験を提供する。代表的なサービスとしては、GoogleMapやGoogle Suggest、Gmailなどが挙げられる。
Web 1.0 Web 2.0
DoubleClick --> Google AdSense
Ofoto --> Flickr
Akamai --> BitTorrent
mp3.com --> Napster
Britannica Online --> Wikipedia
個人のウェブサイト --> ブログ
evite --> upcoming.org and EVDB
ドメイン名の投機 --> SEO(検索エンジンへの最適化)
ページビュー --> クリック単価
スクリーン・スクレイピング --> ウェブサービス
パブリッシング --> 参加
コンテンツ管理システム --> wikis
ディレクトリ(分類学) --> タグ付け(人々による分類"folksonomy")
スティッキネス(個々のサイトへの顧客の忠誠度) --> シンジケーション(サイトの垣根を越えた連携)
そのほかにも見出しの項目だけあげておくと、
(3)貢献者としてのユーザー
(4)ロングテイル
(5)ユーザ参加
(6)根本的な信頼
(7)分散性
詳しくは「IT用語事典」を見てほしい。
わたしが「これは使えるな」と思って注目していたものが、どうやらWeb2.0という言葉に集約される変化なのだと気づいた。いままでのインターネット・webは、ただ提供される情報を眺めるだけ、あるいはサービスを受け取るだけだったが、Web2.0では、情報を加工したり編集したり共有したりするような参加型の世界になっているということである。
個人的に注目したいのは、オープン・ソースとファイル共有、それに著作権フリーという考え方だ。それがどうして重要なのかはここで詳しくふれない。まずは、Web2.0的な世界の実際例を見てほしい。
GoogleMap 地図上の「サテライト」をクリックすると衛星写真が見られるが、さらに店やサービスの場所を検索できる。
このGoogleMapを利用した「はてなマップ」もおもしろい。これは、ユーザが地図上に写真や詳細情報を登録していくというサービスである。
もうひとつは、livedoor 天気情報「Weather Hacks」というサービス。これは自分のブログに地域の天気情報を掲示できるというもの。(ただし、プラグインできるブログはかぎられているが)