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谷間の小さな段々畑

山畑の四季を写真とともに発信します

燃える落葉松林

2017-11-08 20:57:18 | 日々のこと

北国では既に落葉松の落葉が積もる歩道を歩いているという。

ここでは今 落葉松林が沸き立つようだ

一時の煌きを過ぎて、山は静寂に戻る

落葉松は芽吹きと黄葉と 二度変貌する。


ヤツデは束の間のオアシス

2017-11-08 18:20:24 | 日々のこと

立冬が過ぎて、花の多くは消えた。

この季節 隆盛を誇る陽だまりのヤツデに、小さな虫たちが群がっている。

今年は、ほとんど姿を見ることができなかったクロスズメバチが、盛んに蜜を漁っていた。

肉食の蜂が蜜を吸うにはそれなりの訳があるのだろう。

体型が小さいから、これは働蜂だと思う、寒い巣穴で待つ羽化が遅れた幼虫に運ぶのだろう

蜂の一集団で越冬に入れるのは、数十匹の女王だけと聞いたことがある。

しかも無事に越冬できる女王はその一割に満たないという。

 

 

 

 

 


午後の散歩

2017-11-06 18:04:27 | 日々のこと

まだだろうと思っていた柊が既に咲いていて、木犀のふくよかな香りが漂っていた。

 老木の葉は棘が消えて、マサキのように円満な丸葉に変わっている。

 黄葉のしんがりを務める落葉松葉は薄緑を残しながら、日ごとに装いを変えて、まもなく落葉松の、

深々と細雪のように降り積もる落葉に、出会うことができる。

 

 

 木立の上に突然、夕日に照らされた日本国軍の大型ヘリが現れた。 

 松本駐屯地での訓練を終えて、群馬の基地に帰ってゆくのだろう。

夕日に染まった落葉松林の尾根を越え、送電線の上をゆったりと消えていった。

山岳遭難救助、自然災害時の活動 ヘリは安心の青い鳥だ。

 

 

 

 

 

 

 

 


小春日和

2017-11-05 19:29:38 | 日々のこと

 晴れ渡った西の空、鉢盛山の上に気球のように浮く白い月を見て、昨夜が満月だったことに気付いた。

 山麓に発生した白い川霧がその量を増して、陽が昇るころの一時、この辺りは霧の海に沈む。

こんな日、谷あいの集落は穏やかな小春日和に恵まれて、冬支度が進む。

 

 

 ミセバヤ