癒(IYASHI)

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◆林業女子 生き生き仕事 八尾 婦負森林組合の東さん 山暮らしに憧れ転身

2021年10月23日 09時57分23秒 | 原  発

婦負森林組合(富山市八尾町梅苑町)に、東彩乃さん(28)=黒部市荻生出身=が職員として採用され、男性の仕事というイメージが強い林業の世界に飛び込んだ。元々自然が好きで、工場勤めから転身。「林業女子」として、現場で森林整備に携わっている。「毎日自然を歩くのが楽しい。生き生きと仕事ができている」と充実した日々を送る。(野村達也)

 東さんは桜井高校を卒業後、アルバイトなどを経て県内企業の工場で働いていた。以前から山奥の一軒家で暮らす生活に憧れており、「自然の中で体を動かす仕事がしたい」と転職を決意。5月、婦負森林組合に就職した。組合によると、事務職以外の女性職員は初めてという。

管内の富山市八尾、婦中地域の山林へ日々足を運び、レーザーコンパスと呼ばれる機器を使った測量などに当たる。行政に提出する資料を作ったり、チェーンソー、刈払機の講習会に参加したりもしている。土地勘をつかむため、八尾の一軒家で1人暮らし中だ。

 装備が軽量化され、重い物を持つことはほとんどない。「性別に関係なくできる仕事だと実感した」。同時に今の林業が抱える課題も分かってきた。「所有者不明の森林が多く、管理に支障が出ている。森林整備は木材を確保するだけでなく、土砂崩れなどの自然災害を防ぐためにも必要なんです」

 組合によると、全国的には林業に携わる女性が増えている。東さんは「富山でももっと仲間が増えればいい。日本の国土の7割はB森林。知らないのはもったいない」と呼び掛けた。                                                  (WEB抜群)


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