癒(IYASHI)

徒然なるままに令和時代のニュースなどの種を拾い癒し求めて綴ります      

■「国民の自衛官」表彰式・・・・・献身的功績に感謝

2009年10月10日 13時59分44秒 | 社 会

表彰式では住田良能産経新聞社社長が「本日の表彰式は民間の立場から自衛官に感謝を示すのが趣旨です。第1回受章者は一昨年、救難活動中、殉職しています。そういった命を懸けたご苦労に再度熱い感謝の念をささげます」とあいさつした。

 昨年のどの手術を受けられた寛仁親王殿下は、震動を音声に変える「人工喉頭(こうとう)」をのどに当ててお言葉を述べられた。来賓の北沢俊美防衛相は「地道な努力を継続、秀でた能力を発揮し地域とのきずなを深め任務遂行に大きく寄与した」と受章を祝福した。

 受章者を代表して下園壮太2等陸佐が「警察・消防は国民と接する機会が多くうらやましい。自衛官は同じように命懸けで仕事をしているが、国民のためになっていると実感できる機会は多くない。そんな中での表彰。名前が素晴らしい。『国民の』というだけで少し恍惚(こうこつ)としてしまう。これまでの努力をすべて認めてもらえるような響きがあります」と喜びの言葉を述べた。

受章者には記章、盾と選考委員で漫画家の西村宗氏が受章者の活動を描いた作品が贈られた。

             

 ■受章者

 陸上自衛隊衛生学校(東京)下園壮太2等陸佐▽陸自第10飛行隊(三重)清村浩久1等陸尉▽熊本地方協力本部(熊本)柏木博2等陸尉▽元海上自衛隊第73航空隊(千葉)深澤利三2等海佐▽海自潜水艦救難艦「ちはや」飽和潜水チーム(広島)今井主一朗1等海曹、下重輝貴1等海曹小倉哲也2等海曹、堀利幸2等海曹、兼定秀宗2等海曹、長藤大介3等海曹▽航空自衛隊第3航空団(青森)岩崎千尋2等空尉▽空自入間ヘリコプター空輸隊(埼玉)小畑孝行空曹長

             

 寛仁親王殿下のお言葉

 ■重要性 揺るぎない

 世界が複雑怪奇になっている今、自衛隊は日本と国民にとり大いなる信頼、期待の礎として、その重要性は揺るぎないものになりつつあります。

 私は多くのスポーツ事業に関係し、自衛隊諸君の支援を受け、各種大会の成功を目指してきました。そのお返しというわけではありませんが、海自幹部候補生の遠洋航海訓練の一環として「テーブルマナー講習会」に携わってきました。このように自衛隊の皆様方と私の間にはギブアンドテークがなされています。
この度、表彰されましたのは、各分野で地道な活動が認められた方々ばかりです。このような隊員たちなかりせば、組織の充実・発展、わが国の安寧もありません。心ある人々は皆さん方の存在に心から感謝していると考えます。

             

 鳩山由紀夫首相のあいさつ松井孝治官房副長官代読)

 ■最後のとりで

 みなさんの受章は、昼夜を問わず危険と隣り合わせの厳しい任務についているすべての自衛隊員の大きな喜び、何よりの励みになると思います。
どのような状況においてもどのような時代が訪れても、防衛省・自衛隊が日本の最後のとりでであるという役割は変わらないと思います。
みなさんがさらに精進を重ね、全国の部隊、隊員がより一層任務に精励し、国民の信頼に応えていくことを期待します。

             

 主催 フジサンケイグループ
 主管 産経新聞社
 協力 防衛省
 協賛団体 (社)日本防衛装備工業

  
             




日頃影に隠れて表に出ない自衛官だが、宮様はじめ首相等から民間表彰として行われる事は滅多にないことだ。

こんな表彰式が、どれだけ全国自衛官の励みとなり鼓舞されたことだろう。

日頃問題点が浮き彫りにされる点もある自衛隊だが、これを機に「国の最後の砦である防衛任務」であることを再認識し日頃の訓練に多いに励んでもらいたいものである・・・・・


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