19日午前11時50分ごろ、宮城県大崎市古川小林の東北自動車道下り線で、大型貨物など数十台の車が絡む多重事故が起きた。消防によると、心肺停止1人を含む3人が重症で、少なくとも12人が医療機関に搬送された。現場付近には130台超の車が立ち往生している。
県警高速道路交通警察隊によると、現場は古川インターチェンジ(IC)と築館ICの間で、事故当時、付近は地吹雪で前がよく見えない状況だったという。事故で動けなくなった車に、後続の車が次々とぶつかったとみられる。
この事故の影響で、正午過ぎから上下線(大衡IC―築館IC)が通行止めになっている。
日本付近が強い冬型の気圧配置となった19日、東北を中心に暴風雪となった地域があった。気象庁によると、同日夕までの最大瞬間風速は山形県酒田市飛島で34・2メートル、秋田市中心部で31・8メートル。東北車で事故があった宮城県大崎市古川では午前11時56分に、1月としては観測史上最大となる27・8メートルを記録した。
冬型の気圧配置は19日中には緩む見込みで、20日は東北や北海道の一部を除いて降雪は予想されていない。
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