
かぐや姫の物語 (高畑勲 2013年 スタジオジブリ)於.シネマシティk
ただただ素晴らしい、はじめから終わりまでずっと心を奪われっぱなしだった、魂がうち震えた、こんな映画、生涯にそう出逢えるものではない、
という感想です。
誰もが知っている「竹取物語」では、かぐや姫はただただ美しく神秘的なだけで、人間性や感情はなかなか読み取れません。
本作ではそんな古典に命を吹き込み、今日を生きる私たちが思わず自分を投影してしまうような生き生きとした物語へと生まれ変わらせていました。
人が限りある生を生きること、を描いた映画でした。
この世に生を得たけれど、必ずしも納得行くようには生きられない、
こんな風に生きたいと心の奥ではわかっているはずなのに、ままならない日々。
かぐや姫はそんな抑圧の中で生きていますが
その感情を解放する瞬間の描写が・・・すごいです。
時には怒りと悲しみの塊となって疾風の様に激しくつっ走る。
ある時は、生の喜びがこれ以上ない程に、画面いっぱいに(画面から溢れ出んばかりに)飛翔する。生きる喜びそのものが飛翔している。
これを表現するための、人物と背景を一体とした作画ですね。
命を感じました。
短編のアートアニメでとても独創的なものってあると思うのですが、
そういうのを長編ストーリーアニメーションでやってしまうとは・・・
本当に尋常ではない映画です。
映画を見るというより、生のエネルギーを体感しに行くような、そんな映像体験でした。
ただただ素晴らしい、はじめから終わりまでずっと心を奪われっぱなしだった、魂がうち震えた、こんな映画、生涯にそう出逢えるものではない、
という感想です。
誰もが知っている「竹取物語」では、かぐや姫はただただ美しく神秘的なだけで、人間性や感情はなかなか読み取れません。
本作ではそんな古典に命を吹き込み、今日を生きる私たちが思わず自分を投影してしまうような生き生きとした物語へと生まれ変わらせていました。
人が限りある生を生きること、を描いた映画でした。
この世に生を得たけれど、必ずしも納得行くようには生きられない、
こんな風に生きたいと心の奥ではわかっているはずなのに、ままならない日々。
かぐや姫はそんな抑圧の中で生きていますが
その感情を解放する瞬間の描写が・・・すごいです。
時には怒りと悲しみの塊となって疾風の様に激しくつっ走る。
ある時は、生の喜びがこれ以上ない程に、画面いっぱいに(画面から溢れ出んばかりに)飛翔する。生きる喜びそのものが飛翔している。
これを表現するための、人物と背景を一体とした作画ですね。
命を感じました。
短編のアートアニメでとても独創的なものってあると思うのですが、
そういうのを長編ストーリーアニメーションでやってしまうとは・・・
本当に尋常ではない映画です。
映画を見るというより、生のエネルギーを体感しに行くような、そんな映像体験でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます