コクリコ坂から(2011年 スタジオジブリ 宮崎吾朗)於.シネマシティ g
東京オリンピック直前の風景、学園生活、空気や手触りさえ伝わってきそうな描写に
「私もこの世界の中に入り込みたい~!」と感じるくらい、存在感を感じました。
私は、60年代の映画、邦画もそうですが、ヨーロッパ映画なんかも観ていると、
「この中に入りたい!」と思う時があるのです。
きっとそれは、映画のマジック、その時代の空気を取り入れながら、実際のその時代のその場所よりも素敵な
唯一無二の空間に組み上げられているのではないかと思っているのですが、
この映画にも、そんなことを感じました。
導入部分の港町の風景なんか、音楽の効果もあって、60年代のヨーロッパ映画の港町のような
雰囲気を感じました。
監督はこの時代の映像作品を観て研究したのでしょうか。
ヒロインの演技がよかったです。
私は、アニメ作品の中の女の子が、いちいち恥じらったりとまどったりする仕草をするのが
気持悪くて大嫌いなのですが、
海ちゃんの動きにはそれがなく、遭遇する事柄に、内心は何かを感じていようとも
ひるまず向き合っていこうとするような動きがとても清々しかった。
台詞よりも情景を積み重ねることで世界をつくりあげるタイプの作品だと思います。
設定の説明を馬鹿丁寧にしなくちゃわからない観客のために蛇足の多い作品より
こういう作品が私は好きです。
東京オリンピック直前の風景、学園生活、空気や手触りさえ伝わってきそうな描写に
「私もこの世界の中に入り込みたい~!」と感じるくらい、存在感を感じました。
私は、60年代の映画、邦画もそうですが、ヨーロッパ映画なんかも観ていると、
「この中に入りたい!」と思う時があるのです。
きっとそれは、映画のマジック、その時代の空気を取り入れながら、実際のその時代のその場所よりも素敵な
唯一無二の空間に組み上げられているのではないかと思っているのですが、
この映画にも、そんなことを感じました。
導入部分の港町の風景なんか、音楽の効果もあって、60年代のヨーロッパ映画の港町のような
雰囲気を感じました。
監督はこの時代の映像作品を観て研究したのでしょうか。
ヒロインの演技がよかったです。
私は、アニメ作品の中の女の子が、いちいち恥じらったりとまどったりする仕草をするのが
気持悪くて大嫌いなのですが、
海ちゃんの動きにはそれがなく、遭遇する事柄に、内心は何かを感じていようとも
ひるまず向き合っていこうとするような動きがとても清々しかった。
台詞よりも情景を積み重ねることで世界をつくりあげるタイプの作品だと思います。
設定の説明を馬鹿丁寧にしなくちゃわからない観客のために蛇足の多い作品より
こういう作品が私は好きです。
「ゲド戦記」は宮崎駿じゃないし~、と思って
パスしたんですけど、
これはなんとなくよさそうな匂いがしたので行ってみたら当たりでした。
「崖の上のポニョ」より良かったです~(笑)
私は原作は読んでいないんですが、猫町さんならもしかして高橋千鶴の原作もお読みになっているかしら?