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~おバカの種に水をやれ~!

『音のない記憶』

2007年07月21日 | 視覚と言葉
黒岩比佐子著『音のない記憶』と言う本を渡された。

写真家の井上孝治さんの生涯を綴ったものだ。

でもって名前も写真も見た事もなく何となく読み始めてみたが読んでいるうちに入り込んでしまった。幼い時に聴力を失ってしまった人なのだが~プロで活動していたのではなく、晩年になって戦後の福岡、沖縄を撮った写真が福岡の老舗デパートのキャンペーンに使われた事により脚光を浴びた方なのだ。その写真はモノクロだけど暖かい色を感じさせてくれる、本を読みながらだと写真の中に彼の純粋な心がよく表れている気がする!よく障害者だから研ぎすまされた感覚があるって言うのはわかるけど、生活に支障のない我々も心の中になんかしら障害が潜んでいたりするからあまり関係ないと思うな~きっとその人自身の心が何を思いどう動くか!って事だと感じるのであります。。

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