昭和の爺の独り言

住みづらくなった世の中で、日々思うこと、感じることを書き連ねてみたい。
「もの言はずは腹ふくるる思ひ」・・・・。

メルトダウンする自民党

2023-12-15 08:53:10 | 日記
自民党安倍派の裏金問題が、永田町をそして世間を騒がせている。

奢れるもの久からず・・・・と言う平家物語の言葉を引用するまでもなく、安倍1強などと言われ続けた結果であろう。

こんな自民党に落ちぶれたのも、もとをただせば小選挙区という選挙制度であったのではないか?

なぜ自民党がメルトダウンしようとしているのか?

それは、小選挙区・比例代表制という悪制度が大きな理由の一つであると思っている。

候補者が有権者と真剣に向き合わなくても、「党」の力で議席が獲得できるというこの制度。

中選挙区制のときは、議員と国民の距離が非常に近かった。

議員もそれ相応の努力(善悪を問わず)をし、他候補と切磋琢磨をしていたように見えた。

この中選挙区制は「カネがかかる」と言って、小選挙区制になったが、何のことはない、今も従前通りカネがかかっている。

いや、カネを「かけている」。


党の力で苦労せず分不相応の地位を得た者は、必ず腐敗堕落する。

〇〇チルドレンなどと言われた輩の末路を見ればわかるであろう。


今の事態を脱するには、今一度中選挙区制度に戻し、議員たちが国民の近くにきて、その声に真摯に耳を傾けさせることが最善の策ではあるまいか?


ちなみに、小選挙区制は当初は2大政党制を前提にしていたのだろうが、如何せん、日本の野党のふがいなさで、結局2大政党制は定着せず。

まして、今のような多様化の時代には、もはや2大政党制など成立するわけがない。

おまけに日本人特有の「島国根性」丸出しでは、2大政党制など夢のまた夢。

ますます小党分立になってきている。


全て愚かな政治家たちの「先見の明」のなさが生んだ悲劇・・・・。


ただ、そんな愚かな輩に議員の地位を与えたのは、私たち国民である。

その点は、大いに反省し、今後同じ過ちを繰り返さないようにしなければ・・・。