ゆうすげびと の うた

ゆるやかに そして たおやかに 喧噪の日々のなかで しずかさを とりもどすために…。

星守る犬

2011-07-16 23:27:42 | 映画
博多駅の映画館で観てきました。



星守る犬
 監督:瀧本智行 原作:村上たかし 脚本:橋本裕志
 出演:西田敏行、玉山鉄二、川島海荷
    三浦友和、藤竜也、岸本加世子
    温水洋一、余貴美子、濱田マリ
    中村獅童、塩見三省  ほか


うちのカミさんが、原作読んで泣いた!と言っていたのが
観に行った理由ですが…、
私は原作読んでいませんし、カミさん置いてひとりで観ました。


で、映画の方はというと…
イマイチって感じだったので、
家に帰って、カミさんに
原作を引っ張り出してきてもらって
読みました。

原作を読んで、逆に
映画の良さを認識したりもしました。

原作は、「我が輩は猫である」ではないけれど
犬の視線から、犬のモノローグで構成されていて、
そこに良さがあるんだろうけど、
実写の映画でそれをそのままやるのはちょっと難しいわけで、
それを考えると、よく出来ている映画(脚本)なんだろうと思いました。

ただ、

映画に登場する奥津(玉山鉄二)の旅に同行する
女の子(川島海荷)の設定が中途半端な感じがして
上手く行っていないと思いました。


それと、

お父さん(西田敏行)と犬・ハッピーのシーンの
位置づけが最後までよくわかりませんでした。
奥津の想像・イメージとして描写されていると思いながら最初観ていたのですが、
後半はそれとは関係なく独立したストーリーとしての描写が続いて、
一体誰の眼から見てるんだこの映像は!? と戸惑いながら見てしまいました。


そして、

気持ちや思いを
台詞として説明的に語ってしまう箇所が多かったのも
???でした。


この辺りのところが、
映画を観たあとイマイチと思った要因だろうと思います。

でも、原作も読んでみて
淡々としたロードムービー風の作り方や、
映画の中での時間の流れ方は、
飽きずに観ることができましたし、
泣かせよう泣かせようとしていないところも
好感をもてました。


昨夜DVDで観た
「犯人に告ぐ」も瀧本智行監督の作品でした。
この映画についてはまた別の機会に話すとして…

明日は、午前中に
阪本順治×原田芳雄×荒井晴彦の
「大鹿村騒動記」を観てから
午後から猛烈に仕事です。





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