それも新月と重なる19年に一度の「朔旦冬至」である。
サクタントウジ。太陽が再び輝きを取り戻し、月もまた復活するめでたさの重なる日なのである。
この世に生れてきて最初の朔旦冬至が1957年暮であるから、生涯4度目である。
もう一度お目にかかれるかどうかというところだ。
この朔旦冬至を前にした昨日、友人夫妻から「啓翁桜」が届いた。
一足早い春をどうぞという、心遣いである。
まだつぼみばかりだが、姫が遊びに来るお正月辺りには薄紅色をした花が咲きだすことだろう。
何かいっぺんに春が近づいてくる気分である。嬉しい。
昨日は年賀状づくりとわが家のつるバラのせん定を行った。2本片づけたので残り2本である。
黄色のガーデナーズグローリーとニュードーン。両方とも生育が旺盛な割には花つきが今一つである。
少し大胆に選定してみた。どうなりますか。
横浜イングリッシュガーデンの“門前の小僧”としては、たわわに咲き乱れる花を見たいものである。
今日も横浜に出かけてガーデンでつるバラのせん定作業である。
両方の手の親指の先が割れてとても痛い。
親指と言うのは「親」と言うだけあって、10本の指の要である。
若干不自由である。
おまけに手の甲や指先はとげが刺さって引っ掻いた傷がたくさんついていて、何かと突っ張る。
つるバラ以外の木立性のバラは年明けに選定するが、つるバラを年内に終わらせることができるかは微妙になってきた。
昨日は久しぶりに酒を抜いたから、作業が終わった後の酒がうまいだろう。
タ… ノ… シ… ミ… !

山形から届いた啓翁桜。間もなく花が開くと薄紅色の塊が部屋の中に現れる