火伏せの神様、盗難よけの神様。
大わらじに健脚を願って...信夫山全山変則縦走(2020.1.3)
「#1 羽山と烏ヶ崎、そして薬師の峯へ」の続きです。
今回のGPSログ。
薬王寺梵鐘の鐘を撞いて 11:38
薬師の峯(寺山)と羽黒山との鞍部へと墓地の中を通る坂道を下って、旧参道と合流。
信夫山山伏正八幡宮 11:45
「ー 福島と信夫山の謂れ ー」
???
※信夫山ガイドセンター(http://shinobuyama.info/) > 信夫山おもしろ話 > その35 信夫山の名前の由来
1000万年前ごろ、福島一帯は海底の時代でした。
やがて奥羽山脈が隆起を始め、500万年ごろに福島は陸化しました。
あちこちで火山活動が盛んになり、信夫山の地下にもマグマが貫入しました。
50万年前ごろ、福島盆地は逆に陥没し始めましたが、マグマの影響で固くなっていた信夫山は、
そのまま取り残されて残丘となったのです。
山頂にある化石は、海底時代の名残ですね。
「こでらんに de ふくしま通ガイドブック」より
・・・化石!?
羽黒神社の大鳥居は、まだ足場が組まれたまま。
正八幡
天神宮
松尾大明神
羽黒山観音堂
ねこ稲荷(西坂稲荷)
牛頭天王宮
三宝荒神
山王宮
一の宮明神
六供の小宮などが並ぶ御神坂の、その急な坂道を上れば信夫山一周道路に。
そして一周道路を第三展望台方面へと進んで...
・・・のつもりだったけれど、御神坂を上ったそのままの勢いで仁王坂へ。
仁王坂の最後、石段を上がって・・・
羽黒山山頂(標高260m)に到着 11:58
羽黒神社に参拝。
願ったのはもちろん...
標準ズームレンズの広角側でも、羽黒神社と一緒に写そうとすると境内の隅まで下がらなければならない...
長さ約12m、幅約1.4m、重さ約2tの日本一の大わらじ。
一足揃っている思いきや、信夫三山暁まいりの大わらじが一枚。
それで、もう一枚の大わらじは何処へ?
昨年12月21日に開催された新国立競技場のオープニングイベントで福島わらじまつりが披露されたけれど...
それでまだ戻ってきていないんだなと勝手に想像 (^^ゞ
※2月10日と11日に行われる信夫三山暁まいりで奉納される大わらじの起工式が1月16日に行われたそうです。
次いで気になる...伊達郡・信夫郡の郡代であった安江繁家の公徳碑。
その大日如来を表す円相に額を当てれば、不思議と頭が冴え頭痛などはぴたりと治ってしまう...
周りに誰もいなければ、躊躇なく額を円相に (^^ゞ
羽黒神社の裏手に回り・・・
信夫山無線中継所のゲートの横を通り抜けて熊野山へ。
大した登りもなく、あっさり熊野山山頂に到着 12:13
黄金山大神の碑。
熊野大神の碑。
そして二等三角点・点名「信夫山」(標高268.0m)にタッチ!
このまま熊野山から立石山まで向かっても良いけれど...
立石山~信夫山一周道路...立石・金華山登拝路は急なので個人的に登り専用と。
写真を撮るためにただ歩くだけではなくあっちへこっちへ。
結果、歩行距離はトータル10kmぐらいに?
累積標高差も500mぐらいに?
普通に縦走するよりも増し増しになるけれど、なんてことはないはず。
ゲートまで戻って、車道を下れば・・・
第二展望台 12:23
福島競馬場が目立つ福島市東部の眺め。
阿武隈川の向こうの低山は福島市小鳥の森。
そしてさらに向こうに山容が...な、女神山♪
(安達太良山もそうだけれど、女神山もそう)
1月13日に花見山公園へ。
すでに入口以外のロウバイは見頃に、ジュウガツザクラは冬とは思えないほど咲いていて♪
(この記事の次の次の次の次ぐらいからアップできるはず)
それと...十万劫山を周回する予定の方は気を付けて。
いつも下りで利用する茶屋沼方面からのウォーキングトレイルとその北側の車道は、台風19号の影響を受けて現在通行止め。
そのまた北側の県道308号線は、GoogleMapに台風通過後からしばらく通行止めのマークが表示されていたけれど、今は表示なし。
(福島市ウォーキングトレイル駐車場から花見山公園へのウォーキングトレイルはほぼ無傷)
第二展望台の隣にはかつての第二展望台。
その長方形の重箱岩の下には屏風岩があって・・・
ちなみに屏風岩は南朝時代の小山蔵人の山城跡ともいわれているそう。
第二展望台より440段の石段を下るのもありだけれど、チェックしたい場所があるので別ルートを。
今回は信夫山ガイドセンターで頂いた地図を持参。
それでこの辺りだと思うんだけれど・・・あった!
巨岩「どんどん石」と岩穴「ばくちむろ」・・・でかい!
中を覗けば脆そうな岩...
かつてはここで博打が開帳?
どんどん石の上で「どんどん」と音を立てて跳ねて...「ガラガラ、ドスン!」と。
さすがにそれはないか (-_-;)
長大な...といっては大げさかもしれないけれど、だいぶ上の方から続いているどんどん石の先端に何を想像するか。
蛇かな?
龍かな?
大ムカデかな!?
信夫山一周道路へと下りて 12:45
実はこの時点でちょっと疲れていたり。
予定を変更して麓の龍洞神社や岩谷観音を見て帰ろうかなと思って・・・
いったん配水池の下まで下ったけれど、やっぱり戻ってきた!
信夫山一周道路はカタクリの群生地手前より仁王坂登り口まで冬季通行止め中。
虎取山神神社手前の土砂崩れもやっぱり台風19号?
以前、参拝したけれど...
虎取山神神社の参拝は、いろんな意味で厳しいのでパス (-_-;)
ほどなく到着。
古峯神社鳥居 13:09
古語ニ曰ク野ヲ尋ネテ神制ヲ用ヒテ行フトキハ普天ノ災難ヲ退ケ...
う~ん (-_-;)
ここからは初めての道。
どれぐらい下れば神社に着くものかと思っていたら・・・すぐ。
ー 巨岩のほこら、古峯神社 ー
立石山を降りたところにあるのが、丸子の古峯(こぶがはら)神社です。
火伏せの神様、盗難除けの神様として、古くから信仰が厚かった神社で、
巨岩が重なったところに神社が祀られています。
昔はオロチの巣穴であったとも云われ、重厚で厳かな雰囲気が漂っています。
「こでらんに de ふくしま通ガイドブック」より
「こでらんに de ふくしま通ガイドブック」やガイドセンターで頂いた地図に記載されているルートで未踏なのは、ここ北登拝路だけ。
ここはまたの機会に取っておいて・・・
鳥居の向かい、その立石・金華山登拝路へ。
続きます。
私も大阪近郊のお山を月一回程度を目標に登っています。
また伺わせていただきます^_^
またのご訪問を...(^_^)
お待ちしています。