goo blog サービス終了のお知らせ 

ハートフルカフェ

誰もが主役になれるユニバーサル社会を身近なことから考えてみたいと思います。

美の巨人たち-清家清

2010年08月22日 | 日記
土曜日夜の東京12チャンネルで放映された「美の巨人たち」は戦後を代表する建築家の1人、清家清さんでした。番組では、清家清さんの代表作、大田区東雪谷にある「私の家」が紹介されていました。現在は、デザインシステムのオフィスになっています。

多くの建築家が、自邸でさまざまな実験をしていますが、1954年に竣工した50㎡のコンクリートの箱「私の家」には玄関も間仕切りもありません。使い方や家族の増減に合わせてフレキブルに空間を使うというのは、日本の伝統的な住まいの考え方でした。 清家清さんは、それをも近代的なデザインで再現しています。さらにフラットな床には床暖房を完備しています。

「掃除」の作業や疲労度から住まいの広さを決定したというのもユニークです。「最初にコンクリートの箱をつくり、だんだん良くしていく」、「家は永遠に完成しないだろう」という言葉も深いですね。建物ができて完成ではなく、使いながら良くしていく。住む人の行為からスペースを決める。 今では当たり前のように言われていることですが、それらが本当に実行されることは残念ながら、あまりないように思います。

清家清さんだったら、ユニバーサルデザインをどう考えて、どうデザインされたのでしょう。そんなことを思いながら、美の巨人たちをみていました。

にほんブログ村 デザインブログ ユニバーサルデザインへ
にほんブログ村

日本一ヘタな歌手、濱田朝美さんの路上ライブ

2010年08月08日 | 日記

昨日は、JR新橋駅前のSL広場に濱田朝美さんの路上ライブを聴きにいきました。



濱田さんは日々進行する体が動かなくなる原因不明の難病を抱えていて、24時間の完全介護が必要です。ライブにもボランティアの人が一緒です。そんな濱田さんの夢はNHKの紅白歌合戦に出ること。毎日、路上ライブで歌を歌っています。最近は体調を崩し、しばらく路上ライブをお休みしていたそうですが、昨日は、何と山手線一周ライブを敢行!

真夏の炎天下、健康な人でも熱中症になってしまうような暑さの中で、車いすにのった濱田さんは、身をふりしぼるように『生涯~たったひとつの母との約束~』を歌います。この歌は、濱田さんのこれまでの人生や、亡くなったお母さんへの思い、歌への情熱が綴られています。

携帯電話を使って作詞をしたそう。作曲は浮かんできた曲を口ずさみ、それを音にしてもらいながら、調整して仕上げるそうです。濱田さんの歌への情熱を支援してくれる人たちもたくさんいます。

今年は毎年10月に東京国際フォーラムで開催されるゴールドコンサートにも特別参加されるそうです。ゴールドコンサートは、音楽のバリアフリーをめざすNPO 法人日本バリアフリー協会が主催しているコンテストです。コンテスト出場者はもちろん、企画運営も障がい当事者で行っています。チャレンジド(障害のある人)のミュージシャンの音楽活動を支援するもので、今年で7回目。全国から選抜された肢体・視覚・知的など、さまざまな障害をもつ音楽家約10組が楽曲を披露し、グランプリをめざします。審査員長には湯川れい子さんを迎え、音楽性を厳正に審査するレベルの高いコンテスト。出場をきっかけにプロデビューを果たした人もいるそうです。

濱田さんは「日本一ヘタな歌手」と自ら名乗り、路上ライブでは、小さなのぼりにも、そう書いてあります。ヘタでも上手でも、濱田さんにとって歌を歌い続けることが生きる支えだし、歌に込めたメッセージを1人でも多くの人に伝えたいのだと思います。




濱田さんのライブにはテレビ局の取材の人たちの姿も


道行く人たちも立ち止まり、濱田さんの歌を聴いていきます


濱田さんの車いすの操作部はラインーストーンでピカピカに装飾。
27歳の女性ならではのカスタマイズです


『生涯~たったひとつの母との約束~』のCD


『日本一ヘタな歌手』という本を光文社から出版されました

*「日本一」を「世界一」と書いてしまい訂正しました。濱田さん、失礼しました。
日本一の次は、ぜひ世界一を狙ってください!

クリックお願いします!

にほんブログ村 デザインブログ ユニバーサルデザインへ
にほんブログ村


自転車専用レーン

2010年07月30日 | 日記
最近、近所の駅前通りには交通指導員の方々が立っていて、歩道を自転車で走っていると「ここは歩道なので自転車から降りて押しこぎしてください」と注意を受けました。たしかに人出の多い場所では、自転車は危険かもしれません。
道路交通法が改正され、自転車のルールが変わったようです。鎌倉のレンタサイクルのところでも書きましたが、普通のシティサイクル(いわゆるママチャリ)で車道を走るのも危険です。車道、歩道以外に自転車専用道路ができることが理想ですが、そう簡単にはいきません。交通量が比較的少ない商店街では、車道の一部がブルーに塗られ、自転車レーンができました。特に告知はありませんが、自転車レーンであることは一目でわかります。自転車利用者が多い下町では、安全に走るための交通ルールの熟知や譲り合うマナーも欠かせません。

にほんブログ村 デザインブログ ユニバーサルデザインへにほんブログ村

blogram投票ボタン

エコカー割引

2010年07月21日 | 日記
伊豆スカイラインの料金割引の社会実験では、低公害車割引も。エコカー減税、エコポイントの効果もあり、ハイブリッドカーのプリウスやインサイトに乗る人が増えてきました。でも有料道路のエコカー割引はまだ実施されていません。ETCにエコカーを認識させるためのプログラムを追加するのが大変だからだそう。伊豆スカイラインはETCは導入されていません。昔ながらの料金所で人がお金を徴収するシステムです。窓口でおじさんがエコカーだと割引をしてくれます。960円の通行料が200円になり、エコカー割引で110円に!エコカーに乗って良かったと思いました。有料道路のエコカー割引が本格化する日が待ち遠しいです。

伊豆スカイラインの割引料金・社会実験

2010年07月21日 | 日記
高速道路の1000円均一から、最近は有料道路の一部を無料化するという社会実験がスタート。連休中も西湘バイパスなどの無料になっている道路はかなりの混雑でした。小田原厚木道路は有料のままという複雑な料金体系で、一律千円ほどのインパクトはありません。現地に行くまで知らなかったのですが、社会実験はいろいろな所でも行われていて、伊豆スカイラインでは、一律200円になっていました。960円が200円ですから、お得感があります。
有料道路を無料、値引きは、うれしいのですが、それに税金が使われているのかと思うと複雑です。