昨日は、中野ZEROへスロバキア国立オペラを観に行きました。
着飾って行くオペラハウスと違い、カジュアルでリラックスした雰囲気です。
スロバキア駐日大使のあいさつやサプライズなどもあり、とても楽しく充実した内容でした。
演目は「ラ・ボエーム」。ダイジェスト版といった感じで日本語の解説が入り、初心者にもわかりやすく楽しめる構成です。2部はポピュラーなミュージカルやオペレッタの歌が次々と披露されます。ソリストの表現力や声量はすばらしかったです。客席の人も手拍子をしたり、会場全体が一体感に包まれ、とても盛り上がりました。
これが3500円(当日4000円)というリーズナブルな金額で楽しめるのは、本当にすばらしいことです。また来年の公演を楽しみにしています。
スロバキアのオペラに魅せられて、13年前から、スロバキア国立オペラ日本公演をプロデュースされている長谷川洋行さんは、小樽の森ヒロコ・スタシス美術館の館長をされている方だそう。舞台が終わった後のレセプションで「日本でもヨーロッパのように本格的なオペラを気軽に楽しめるようにしたい。そのために常識を覆すようなやり方をしてきた」とお話してくださいました。これだけの公演を実現し、継続されてきたのですから、たいへんなご苦労があったことでしょう。
そして、今回の東京公演を主催されている東京スロバキアオペラ交流会の高橋雅子さんは、ワンダーアートプロダクションというアートと社会、教育、医療をつなぐ活動をされているそうです。いつか、詳しいお話を聞いてみたいと思っています。
自分のことを振り返ってみると、やりたいことはいっぱいあっても、むずかしそうだとか、無理に決まっているなんて思ってあきらめてばかりいます。一歩を踏み出す勇気を持たなくては!
オペラに親しみ、元気をもらえる公演でした。アートや音楽の力ってすごいですね。