今日は、療育勉強会の4回目。
今年度最後の、全体研修です。
場所は、前回と同じ光丘中学の視聴覚室。
実際にキッズに通っている子の中から、4名にしぼって、
さらに優先順位1位の支援にしぼって、
支援計画の策定を実際におこなっていきました。
問題行動の明示→要因の想定→目標設定→支援の手立て
この一連の流れを、グループワークで作っていきます。
大学の授業みたい(^^)
今年度も、臨床発達心理士の上原芳枝先生に、
ご多忙な中、時間を取っていただきました。
ありがとうございました!
私たちは、発達障がい児の支援のために、療育を勉強しています。
でも、勉強するほど、
「これって、発達障がい児だけの問題なの?」って思っちゃう。
私は若いころ、小中学生の学習指導をしていました。
結婚して、4人の子どもを育ててきました。
子どもたちの問題には、一生懸命に向き合ってきたつもりです。
でも、何かがちがう、何かだいじなものが欠けている。
・・・いつも、そんな気持ちに苛まれてきました。
社会生活上、問題をかかえている。
そして、その問題をうまく克服できずに苦しむ。
・・・それは、障がい児・者にかぎったことではありません。
キッズの子どもだけでなく、自分の子どものこと、妻のこと、そして私自身のこと。
研修中、そんなことも想起してしまいました。
「ああ、もっと早く勉強していれば、違った対応をしたのに!」
現在、わが家でも、自分のいちばん下の子(中3・定型発達)に、
療育的手法を取り入れた指導を始めています。
発達障がい児にかぎった話でも・・・
療育は、「必要だ」「有効だ」と言われていますが、
残念なことに、その内容を充分に把握しているのは、
ごく少数の、経験豊富な療育支援者だけです。
学習・習得したくても、短時間で明快に理解できるカリキュラムがありません。
療育を理解すべき人は、
障がいの有無に関係なく、未来を担う子どもたちにかかわる、
すべての大人なんじゃないかと思うんです。
私たち、障がい児支援事業所のスタッフはもちろん、
お父さんお母さんも、学校の先生も。
う~ん、なんかうまくまとまりませんが(^^;
いろんなことが頭の中に渦巻いてしまう研修でした。
避難訓練の帰りに、避難経路の途中にあるお店で
買い物体験にもチャレンジしてみました。
108円以下で、自分のおやつを選びます。
うまく選べるか心配でしたが・・・
迷いながらも、最後はちゃんと決断できました。
会計にも、挑戦します。
うれしい誤算も!
「この子は偏食が強くて、◯◯しか食べられない」ハズなのに、
別の商品を選んで、喜んで食べちゃったり。
買い物挑戦の勢いかな。
可能性の「芽」は、ちゃんと息づいているんですね。
昨日は、療育勉強会の3回目。
場所は、大和小学校が行事で使えないため、
光丘中学の視聴覚室にて。
建て直してまだそれほど経っていないので、
とってもキレイ。
プロジェクター用のスクリーンが、電動で下りてきたり。
設備も、充実しています。
前回、具体事例の要因分析を中心におこないましたが、
今回は、要因分析と、それに対する支援の手立ての策定。
この2つが正確におこなえれば、支援計画が立てられます。
支援計画を立てるのは、責任者(児発管)の役割。
指導員は、その計画にしたがって、支援します。
しかし、「言われたことをやるだけ」では、いい支援にはならない。
すべての指導員が、「理由がわかって」支援することが重要です。
今日は、綾瀬市オーエンス文化会館にて、
「あやともまつり」がありました。
(去年の記事は、こちら。)
「障害があっても障害がなくても共に生きる綾瀬を創る協議会」
・・・ながーいっ!
ってことで、「あやとも」です。
キッズも実行委員ということで、参加しました。
撮影禁止なので、掲示物だけ (^^ゞ
午後は、劇団横浜桜座による演劇。
障がいのある子もいっしょに、
やなせたかしさん原作「チリンのすず」を、演じてくれました。
本番前の子たちに、「がんばってね」って声をかけたら、
「はいっ!」「うわ~、緊張するぅ」
大丈夫かなぁと、ちょっと心配でしたが、
舞台へと駆け出したら、もう「役者さん」の顔。
笑いあり、ホロリとさせてくれるところあり。
最後は、満員のお客さんと一体になって、盛り上げてくれました。
次は、年末に大阪公演だそうです。
キッズスタッフの、療育の勉強会第2回。
場所は、前回と同じ大和小学校音楽室。
今回も、小学生用の小さな机&イス (^^)
前回、指導員たちが提出した、キッズの具体事例について、
上原芳枝先生が、要因分析の集計結果と講評。
その後、具体事例の要因をどのように特定するか、
具体的な支援の方針を、どのように策定するか、
演習をおこなっていきます。
「何となくの支援」ではなく、
「自立を目的とした、根拠のある支援」を実現するには、
具体事例の演習は必須。
講義だけだと、「なるほど」と思っても、
では実際にどうしたらいいのかは、よくわからなかったり。
しかし、ふだん支援している子どもたちを具体事例に演習すると、
リアルにイメージしながら考えられます。