not like everybody else

一日一枚(とても無理)

更なる議論と持論を

2008-09-10 | Weblog
県庁舎移転問題に関する市民集会に参加してきた。

この問題に関する自身の知識が非常に乏しく、その是非について未だ持論を持ちえていなかったのが参加の大きな理由で、決して動員が図られたからではない。
「是非を問うものではない」としながらも、そこは商店街連合会の方々の主催の集会、論調や会場の雰囲気は移転に疑問を呈するものが大方を占めてはいたものの、県や市の側からの説明もあり、開かれたものを感じた。

以下知識が乏しい者としての雑感。
県庁が移転しようがしまいが、駅~浜町界隈~大波止界隈の三点での回遊的なまちづくりへの流れは既に動いており、仮に県庁が移転したとしても、浜町界隈や現県庁~市役所の通りが"ゴーストタウン化"、あるいは"中心市街地が空洞化"するような表現は危惧が過ぎるのではないか。浜町界隈には多くのマンションも市内随一の繁華街もある。そんなに簡単に参るような場所ではない。
県や市には今後も現計画を粛々と進めていく静かだが明確な意思が感じられた。中央地区商店街連合会側も今後はもっと反対の意思を前面に出した動きをした方が論点争点が更に明確になるのではないか。
集会では「中心市街地」という言葉が時折出てきた。中心市街地とはどこを指すのか。県庁が諫早や大村に移転するならば別であるが、駅周辺も含めて中心市街地なのではないか。
特に県からの説明はもっともなところも多かったが、どちらかというとそこに働く人たちへのリターンに寄っているような印象を受けた。そうなることで、市民に対するリターンがどれほどのものがあるのか。またそれが魚市跡地でなければならないということの動かし難い理由を感じなかった。
行政は今後全国的に厳しい運営を余儀なくされる。人件費コストにおいても職能給の色合いを強くせざるをえないし、時間はかかるかもしれないが民間同様に少数精鋭による経営が求められてくると思う。また今後の更なるIT化の流れの中で、市民がもっとなすべき義務が明確化されて公務員の職務を軽減化する努力も必要であると思う。現在の陣容のままでの器を考えるのではなく、将来を見据えた陣容での器を考える上において果たして新庁舎が必要かどうかも考慮に入れるべきかと考える。

稚拙だろうが約2時間半の中でそんな感想を持った。会場は暑かったしお腹も空いたけど参加して良かった。
にも拘らず、未だ明確な持論を持ちえてないので、更に今後も意識して勉強したいと思う。