not like everybody else

一日一枚(とても無理)

ガソリン国会?

2008-01-24 | Weblog
ガソリンには税金が53.8円/Lかかっている。
現在の売価から精製コスト、備蓄コスト、輸送コストetcをひいていくと我々川下レベルに残るのはまさに雀の涙(ほんとに)。ガソリンスタンド経営は5~7/Lの粗利益で収支を合わせるように!なんてのが昨今の業界の指標となっている。これを実現しているお店はほんとに少ないよ。

民主党が暫定税率撤廃を主張しているのは単なる人気取りだ、なんてことで、あっさり路線変更。こんなんじゃとても第一党を任せられないな。業者的には残念だ。

本来道路に充当されるべき特定財源が一般財源化されることで環境対策なりあるいはその他に使われようとしている。この暫定税率がそのまま延長されると一般財源化される可能性が高い。何故自動車、運輸、石油業界だけがそんな煽りを食わなきゃならんのかどうにも納得がいかない。一度リセットして消費税も含めたところで新たな税収とコスト削減に関する議論を展開して欲しい…が、今国会ではそのレベルまでは無理だろうね。自動車関連税って国家予算の8.5%だっていうし。(ちなみに酒税は3.1%タバコは2.3%)

暫定税率を100歩譲って納得するとして、それ以上に納得がいかないのはTAXonTAXの問題。つまりガソリン税に消費税がかけられている件。これって一種の騙しじゃないの。『ガソリンだけじゃない、酒もタバコも銀行の振込み手数料もみんなTAXonTAXだ』なんて主張もあるが…いやいやいやいや!それはこじ付け以外の何者でもないですよ。税に税がかかるなんてのはどう考えてもおかしくないですか?そっちも考えて欲しいなあ。