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つれづれっと

40を目前に控えた男の、日常徒然雑感です。経済、趣味、特捜最前線の感想をアップしていきます。

397話 銃弾・神代課長撃たれる!

2008-04-14 | 特捜最前線
飛び道具に走った感のあるお話です。

サーモグラフィとか最先端の機器を利用して、高田馬場
での犯人探し。「オシト」という日系プロの殺し屋を、
撃たれて重傷をおった神代課長がモニターで「オシト」を
探し出します。

長坂シリーズらしいのですが、プロであるはずのオシトが、
安易にオートバイで登場。爆弾のありかが燃料タンクの中
といううーん、爆弾の長坂さんも年をとったなという、
印象の話でした。

396話 万引少女の告白!

2008-04-14 | 特捜最前線
「砂時計」シリーズもこれで最終回です。
(あ、女性の犯罪告白手記シリーズのことです(笑)。)

万引少女というタイトルとは想像もつかないのですが、ストーリーには
壮大な南北問題、それに対する政治の責任というテーマが隠されています。

アフリカの飢餓に飢えた募金活動をする少女が、政治家の妻が殺された
事件に関係して容疑をかけられるのですが、結局は夫と秘書が共謀して
万引癖のある妻を殺害したという事件です。

少女は出来心から万引きをしてしまった罪悪感から募金活動をしている
のですが、その募金をめぐって、特命課内で議論が起きるところが興味深い
です。桜井は募金でアフリカが救えるのか、それは政治の責任であると
主張します。地球規模の課題、それは政治の責任というのはもっともであり、
10円、20円の募金でなにができるのかというのはそのとおりです。

しかし、この事件の犯人である政治家はそういう責任を果たそうとせず、
結局矮小された世界、つまり自分の利害にのみ関心があり、桜井はそれに
失望したのでしょう。結局、ボーナスを全部募金に回して、そして、一日
断食して、アフリカの気持ちを少しでもわかろうとするのでした。

桜井という物事の真髄をいつもえぐるキャラに、理想とそして、政治の現実、
また、万引きという行為自体に、日本人が飢えて万引きをするのでなく、
嗜好とかスリルとかを求めて万引きをするという対比、見事な脚本でした。

第393話 オレンジ色の傘の女!

2008-04-06 | 特捜最前線
久しぶりの書き込みです。ほんと年度末は忙しかったので、
特捜が見れなくて残念でした。で、ためおいたファミ劇から、
女性の犯罪手記シリーズです。ここから、しばらく、くらーい
女性が出てきます。

で、何となく、挿入歌「砂時計」と、あとで橘に女性から届いた
手紙で、雰囲気的にいい話という気にさせられます。雨のしっとり
した叙情的な感じがいいかもしれません。妻はいい話といってます。
まあ、確かにわけ分からない、男にしては不可解なところも多い話
です。男と女の愛するすれ違い、それがひとつの犯罪によって、
ばらばらになってしまう。ほんと、相手を思いやる気持ちって、
何なんでしょうか、って思ってしまいます。

392話 幼児誘拐・5年目の再会!

2008-03-16 | 特捜最前線
いやあ、このあたりの話でこんな名作が隠れていようとは。
これも、高校生の時のビデオライブラリーに入ってない話なので、
はじめてみるのですが、非常に人情深い話でした。ぼくは、
吉野刑事の最高傑作なのではないかと思いました。吉野の坊主への
思いやりと、犯人である父親への愛情をよく理解し、そして
時効まであと数日という中で、犯人をつかまえなくてはいけないという
吉野の刑事としての感情と、見逃してあげたいと思う人間としての感情
との葛藤が隠れていて、見ごたえがありました。

犯人は、Gメン75でおなじみの藤木悠です。赤ん坊のときから
連れ去られて5年。その子供は、犯人を実の父親と思って、育ってきました。
しかし、最後は育ての父親から真実を告げられます。
それを否定し、受け入れらない子供。もう、このあたりは涙ものでした。
連れ去られた両親の気持ちもよく分かるし、連れ去り、一緒に育ててきた
犯人たる育ての父親の気持ちもよく分かります。個人的には、今春小学校に
入る息子がいることも、涙を誘ったのかもしれませんが。

よくある話といえばそうなのですが、育ての父親が最後警察にとらわれたあと、
手錠を外してもらった上、子供と面会するのですが、母親に抱きしめられて
子供は眠っていました。そして子供もしっかりと母親に抱きついて眠っていま
した。その姿を見て、育ての父親の犯人はたまらなくなって、手錠を要求し、
その姿を背に、あとにするのでした。血がつながっているものどうし。
このあたりの、描写が見事でした。。僕も高校生の時は全然何とも思わなかった
でしょう。いま、この話にすごく打たれたこと、ほんと父親なんだなって実感
してしまいました。

久々に名作を見ました。これだから、特捜はやめられません。

391話 遺留品ナンバー4号の謎!

2008-03-15 | 特捜最前線
複雑系の話です。今回は20年前の大阪朝日放送での再放送ビデオ
ストックにない話なので、1回見ただけだと、ちょっとストーリーが
訳わかんなかったです。
車内に残されていた靴から犯人をたどっていくのですが、そのあたりまで
はおもしろかったです。しかし、終わってみると、その靴はなんだったんだ。
終わりの運動会のシーンとタイトルが何の関係があるのかって、つながり
がないために、興ざめしてしまいます。

タクシーの運転手の娘のナレーションで話が進んでいくんですが、その娘は
運転手の本当の娘ではありません。なんと、強盗殺人犯の娘だったんです。
娘の母親が運転手の人柄を見込んで、娘を預けたのです。そういった、関係で
娘と父親の愛情は宮城県という舞台も手伝って、なぜか素朴さを感じることが
最後の救いでした。

390話 判決・愛が裁かれるとき

2008-03-15 | 特捜最前線
久々の書き込みです。実家に帰ったりと忙しかったので、
特捜を見ることができなかったのです。やっと、今日、
早く帰れたので見ることができました。

で、この話。見たことのある話ですが、そのときは、よく
わかりませんでした。そして、40前の僕が見たとき、
何か変化があったか。結論的にはなかったですね。

桜井の見合いの話と桜井による取調が冤罪と主張する容疑者の
話が平行的に進みます。結局、妻を本当に愛したゆえに、
それが裏切られたときに、悪魔となって殺意となる。それが、
愛だと主張する容疑者。その一方で、愛する人を殺したりは、
しないと考える桜井と、その見合い相手。

途上の愛と、その究極の行き着く果ての愛の姿、そのコンス
トラストを描きたかったんだろうなって思います。でも、まあ、
供述が録音されている中で冤罪はないだろう、とか、女優の演技
がぜんぜんだめとかはあり、やっぱり、いまいちだなって印象
です。やっぱり、愛が裏切られたとき、悪魔になるってこと、
そのセリフはよかったです。

184話 慕情

2008-03-02 | 特捜最前線
ファミリー劇場の特捜最前線はDVDに落としているの
ですが、まあ、何回も言ってますようにこのあたりの放映は
つまんない話が多く、12時からの放映はきついものがあって
いつも寝てしまいます。。

というわけで私のコレクションから。で、久しぶりに見ました。
神代課長のあしながおじさんシリーズです。正直この話のシリーズは
あまり好きではありません。女優さんがすごくわざとらしく、なにか
あったらすぐ叫ぶような演技をするので。神代の静のイメージと
けんかしていて、なんか落ち着かないです。

神代が組織を裏切らせるようにさせたヤクザが結局警察と組織の
板ばさみになって死んでいった。その娘のことを託された神代は
ずっとあしながおじさんとして面倒見てきたのだった。そんな中、
その娘の恋人が神代が追っていた事件で目の前で撃たれることがあって
以来、その女は売春婦の見せかけ嬢として身を落としていたのだが、
出所したての男をだましたことにより、命を狙われるって話です。

神代のあしながおじさんは、その性格からみるとぴったりなのですが、
やっぱり何度も言いますが、女優がいけない。金切り声で叫ばれると、
不快感しかわきません。入り込める内容ではありましたが、結果として
全体ではまあ、印象に残らない話になってしまいました。

386話 OL・疑惑の失踪事件!

2008-02-24 | 特捜最前線
いやあ、何度も言ってるんですが、このあたりって、
ほんとつまんない話が多いんですよね。この話も、
その典型です。

OL失踪について、特命課が取扱う事になるのですが、
結局OLを探し当てるきっかけが全てあまり起こりえない
イベントに頼りすぎてます。なんか、見ていてすごく退屈
してしまいました。

最後、橘のナレーションにあるとおり、OLの失踪事件を
追っているうちに、過去OLが犯してしまった赤ん坊遺棄
を追求することになるというその一言で済ませられる程度の
話です。

384話 偽装結婚・マトリョーシカを持つ女!

2008-02-17 | 特捜最前線
ファミリー劇場を生で見るのは久々です。
いつもDVDに溜め込んで、あとで見ようと思うんのですが、
このあたりの話はあんまり印象に残っていないので、どうも、
そのままになってしまう傾向にあります。

で、いわゆるじゃぱゆきさんの話です。東北の子連れの農家の
男が結婚相談所からフィリピン妻を迎え入れ、子供と仲良く
住んでいたのですが、ある日突然蒸発してしまいます。その
結婚相談所は一旦偽装結婚させ、数年一緒に結婚生活をおくり、
その間に紹介料を稼ぎ、その上で蒸発させ、東京で売春させる
という悪行を働いており、その所長が何者かに殺されたのです。
たまたま、蒸発した妻を追ってきたその東北の男が殺人現場に
居合わせたため、容疑者としてあげられてしまいます。その息子も
父と母を追って上京。フィリピン妻たる母からもらった、
マトリョーシカを大事に抱えて。。

と結構重苦しい話で、子供の目線でとらえると、切ない話に
なります。息子を持つ親の身としては、息子のかわいさのあまり、
ダブらせてしまいます。情熱派の吉野のまっすぐさが、大人の、
どろどろとした世界、日本とフィリピンの経済格差など重苦しい
テーマにさわやかさを与えてくれるのが救いで、その意味では
バランスがある話のような気がします。

それんしても、橘をはじめこの話の特捜メンバーは色が黒い。
ゴルフでも行ったかのような、焼け方です。じゃぱゆきさんはみんな
日本の女優さんが演じていて何となく白けてしまう感じがします。


381話 スクープ・真夜中の証言

2008-02-03 | 特捜最前線
ゲストに野口五郎で、なぜかコミックタッチな進み方です。
たまに、くらーい特捜には異色を放つ話で、これはこれで
という感じでしょうか。

中身的には、一枚の写真が人生を狂わしたり、冤罪につながる
という、ありがちなものです。とあるサラリーマンが、女子高生
とラブホテルに入るところを写真週刊誌に撮られ、女子高生は
そのホテルで殺され、その容疑者としてその写真を証拠に、
つかまってしまいます。写真を撮った、カメラマンたる野口五郎
が冤罪を証明するため、吉野刑事を痴漢にしたてあげ、冤罪を受
ける気持ちを分からせた上、女子高生殺しの真犯人を探せようと
します。

野口五郎だけに、神代と絡むシーンなど別格の扱いなのですが、
吉野刑事とのコンビも、まあなかなか楽しめました。でも、やっぱり、
名作率が少なくなってくる300話後半から、厳しくなりますね。



379話 蛍の女・望郷のまつりうた!

2008-02-02 | 特捜最前線
この話大好きです。懐かしいふるさとを思い出すような、
そんな気持ちになります。僕は大阪生まれで都会育ちなの
ですが、この話を見るたびに、なぜか郷愁を誘われます。

事件に巻き込まれ故郷と家族を捨てざるを得なくなった男が、
遠く離れた東京でそれらを想う気持ちが身にしみます。サギ
にあってしまい、学校の金をだましとられ、それを横領という
冤罪にあってしまったことを、弁明せず、姿を消してしまう、
残された娘は肩身の狭い思いで暮らしてきた。あとで、それが
冤罪と分かったとき、なぜ父は自分は何もしていないと言って
くれなかったのか、そうすれば信じたのにと。

そうですよね、家族にだけはお父さんは何もしていない、信じて
くれと言うんでしょうね。でも、この男はそれをしなかった。
それは彼のプライドと、父親像。自分を信じてくれるからこそ、
何もいえない、自分に降りかかった冤罪は自分の不徳のなすところ、
だから、自分で晴らして証明してから姿を見せようと思っていたので
しょう。

故郷や家族のこと、それは遠くにあってより強く思うようになります。
早く罪を晴らして故郷や家族の下に帰りたい。橘の自分の境遇とあい
まって、最後骨になって故郷に帰る犯人の立場になったとき、涙を
そそってしまいます。

レイプ・妻に捧げる完全犯罪!

2008-01-27 | 特捜最前線
ストーリー的には少し複雑で、訳わからなくなります。
そこまで、リスクを犯してやるというのが現実離れして
いる感がありまして、少し、白けた感じで見てしまいます。

これをはじめてみたのは高校生の時で、思春期には強烈な
映像ではありましたが、今見ましても、女優さんはきれいだし、
かなりのものがあります。ほんと、そこしか印象に残りません。

特命が早くこのからくりを見抜いてしまうストーリー仕立てが、
完全犯罪という謎解きのおもしろさを排除してしまったとこにも
原因があるような気がします。

374話 真夜中の殺人エレベーター!

2008-01-20 | 特捜最前線
恐いですね。映像がリアルすぎて、子供のとき夜見たら、
恐くて夜寝れない話ですね。話的には大して話でもなく、
単に不倫相手の男が殺人を重ねていくということだけです。

頭蓋骨から複顔をしようとうする大学の女性講師を、その男が
阻止しようと襲う。その男は大学の教授で社会的にも地位があり、
女にその関係を恐喝されたので殺したということで、その女の
恐ろしさを吉野刑事に訴え、結局一人のその女のために三人が
殺されたことに、その女の恐ろしさを認識するでした。

特捜らしくない、事件の背景の裏の描写がまったく丁寧にされて
おらず、単にホラーものをつくろうという意図しか感じられません、
なんか、土曜ワイド劇場を見るようなそんな感覚に襲われました。

355話 トルコ嬢のしあわせ芝居!

2008-01-16 | 特捜最前線
これは20年前の朝日放送再放送にはなかったですね。
トルコ嬢というタイトル自体、放送禁止系の中、さすが、
ファミリー劇場ですね。

で、石松愛弘シリーズですね、「悪女の子守唄」(朝倉陽子)の
挿入歌です。無理やり朝倉陽子さんが流しで歌っているのが、いつも
このシリーズで気になるのですが・・。

今回の話は男に苦しめられているトルコ嬢が主役です。桜井のまた
やさしい側面が出つつ、物語が進んでいきます。トルコ嬢を苦しめて
いたヒモの男が殺され、幸せにラーメン屋を好きな男と始めます。
しかし、別の事件である女が殺された方法とそのヒモの男の殺され方
が同じだったことから、トルコ嬢とその女と不倫していた男との、
交換殺人疑惑が浮かび上がります。

話的にはおもしろかったです。柳沢信吾が出てきた時点で、跳んだ
カップルみたいな雰囲気になってしまったのは残念です。というより、
これは完全に僕個人の印象ですが。交換殺人でお互いの殺したい相手を
殺すのですが、なぜか女の動機の方が切に迫られ、桜井の優しい目が、
余計にその悲しさをそそります。

372話 老刑事スニーカーを履く!

2008-01-13 | 特捜最前線
若い刑事と、老刑事の弱み、強みそれが浮き彫りになる、
ある意味、船村の定番系の流れの話です。

船村の長年の盟友が、結婚前の娘にせかされて、前科のある
犯人を調べずして示談で釈放してしまうミスを犯してしまう。
定年間近の痛恨にミスに、居合わせた船村も責任を感じて、
逃がした犯人を追う。

話のストーリは中身もないので、このあたりでとめておきたいと
思いますが、まあ、年の功で相手を落とすというパターンですね。
でも、何だか心温まるストーリではありました。スニーカーは、
若者の象徴です。革靴だと走れなくて、革靴を脱ぎ捨て、裸足で
追ったにもかかわらず、取り逃がしてしまいました。それで、
スニーカーということですが、現役でいたいという叫びが、
伝わってきます。