こんにちは、G3です。
先週末金曜日に史上最高値を11,983円まで切り上げた国内金先物ですが、今週にかけて急反落し、昨日(23日)の夕方に付けた安値11,405円まで578円の急落となりました。
先週まではイランとイスラエルの報復合戦が中東戦争に発展するのではないかとの思惑などから、中東の地政学リスクが過度に警戒され、国内外の金価格を押し上げたとみられますが、直接的な衝突は一旦回避したとの思惑により、足元の警戒感が和らぎ、今週にかけて調整安となった模様です。
マーケットの関心は来週のFOMCに移っているとみられ、必然的に今週発表される米経済指標も注目度が高まっているように感じます。
23日夜に発表された4月の米PMI速報値では、製造業・サービス業ともに市場予想に届かなかったことに加え、製造業では景気の好調・不調の境目とされる50を割り込む49.9となるなど、これまで堅調とされてきた米国経済も今後陰りが見え始める可能性があるなと、そう思わざるを得ないような内容となりました。
これを受けてドル建て金が反発し、昨夕に付けた安値11,405円から今日の大引け直前に付けた高値11,614円まで今度は209円の大幅反発となりました。
週末にかけてはGDPやPCEデフレーターなど重要な米国の経済指標の発表が控えているほか、25~26日には日銀金融政策決定会合もありますので、引き続き神経質な高下が続くかもしれません。
お取引中の方は十分にお気を付けいただきますようお願いいたします。
経済指標の発表予定はコチラから!!
それではマタ!!