こんにちは。
日本気象協会は4月3日に最新の桜満開予想日を発表し、
東京都心では昨日が満開日でありましたが、ここ数日
天気が悪くて肌寒く、花見を行うには少し早いような
気もしますね。
また、4月に入り通勤電車や街頭では初々しい新入社員
とみられる方が多数目につき、毎年ながら自分の入社
時を思い出してしまいます。
長年、社会人生活を送っていると、初心を忘れてしまい
がちですが、いつまでもその気持ちは持ち続けたいもの
ですね。
さて、金融市場では米国の早期利下げ観測の高まり等を
背景にNYダウや金などが過去最高値を更新するなど歴史的
な値動きとなりました。
4月に入ってNYダウは上昇一服となり、金も本日は大きく
下げておりますが、依然高値圏を維持しております。
金は、米国の早期利下げ観測以外にも、中東情勢の緊迫化
を受けた安全資産としても買いも、金価格の押し上げに
繋がっているようです。
大阪取引所で取引されている金標準取引は、4日に
1g=11,234円と取引時間中の史上最高値を更新し、更に
同日は終値ベースでも史上最高値を更新しました。
今回までの上昇の起点とみられる2018年8月の安値は
4,112円ですから、同安値から4日高値までなんと
7,122円(約173%)もの値上がりを演じてきております。
この後も上昇が続くのか、一旦まとまった調整局面に入る
のか興味深いところです。
そのあたりを探るうえで、この後発表される米国の経済指標
や物価統計が重要な意味を持ちそうです。
本日21時30分には、3月米雇用統計の発表が行われます。
現在米国では年内利下げ開始との見方が強まっているよう
ですが、今の所、米連邦準備制度理事会(FRB)からは
具体的な開始時期などの工程は示されておりません。
ここ最近はインフレ統計の減速や、米経済指標の一部で景況感
の悪化が示されておりますが、これまで労働市場のひっ迫感が
解消されていないことが、利下げ開始に向けて大きな障壁に
なっていたとみられていることから、今回の米雇用統計が米国
の利下げ開始時期並びに金相場の短期的な方向性を探る手掛か
りになるかもしれませんね。
なお、米雇用統計発表後は、マーケットが大きく動く可能性が
ありますので、ポジションや資金管理には充分ご注意ください。
それではまた・・・・(K)