【北辰物産D-station】スタッフの声

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戌笑う?

2017-12-19 23:59:59 | 相場情報

商品先物取引のリスクについて


こんばんわ。


早いもので、あと10日ぐらいで2017年も
終わりを告げようとしています。


今年は酉年でしたが、
このブログでも何度か触れられておりましたが、
相場の格言に「申酉騒ぐ(さるとりさわぐ)」というものがあります。


申年と酉年の相場は「猿や鶏のように騒がしく、値動きが
荒くなりやすい」ということをあらわしています。


ということで、今年と昨年(2016年)、一昨年(2015年)の
ドル円相場、金相場、日経平均株価の価格差(高値・安値の差)を
振り返ってみたいと思います。


ドル円相場
2017年:高値118.59円 安値107.32円 価格差11.27円
2016年:高値121.67円 安値99.04円  価格差22.63円
2015年:高値125.84円 安値116.17円 価格差9.673円

金相場
2017年:高値4721円 安値4299円 価格差422円
2016年:高値4622円 安値4046円 価格差576円
2015年:高値4985円 安値4085円 価格差900円


日経平均株価
2017年:高値23,382.15円 安値18,224.68円 価格差5,157.47円
2016年:高値19,592.90円 安値14,864.01円 価格差4,728.89円
2015年:高値20,592.90円 安値16,592.57円 価格差4,360.14円


今年に関して言えば、上記の通り、ドル円相場と金相場は
あまり大きく動かず、株価が大きく上昇しているというイメージです。


ただ、高値、安値の価格差だけでは、値動きが激しいとは
言えず、実際に金の年間出来高を見ますと、
2015年が約793万枚、2016年が約854万枚となっております。
因みに2017年は11月まで約584万枚となっており、
このペースでいくと、2017年の金の出来高は約637万枚となりそうです。


ということで、金相場に限って言えば、
「申」だけ騒いだ?という結果になりましたね。


来年の干支は「戌」です。
「戌」にまつわる相場の格言は、「戌笑う」です。


戌年は騒いだ申酉から飛躍し、相場が活況を呈し、
笑いが止まらないという意味だそうです。
来年は是非、そうなってもらいたいですね。


因みに前回の戌年は2006年ですが、当時の金相場の
値動きを見てみましょう。


東京金・週足


まだ、2000円台でしたね。
あの時金を買っておけばよかった。。。
チャートを見て、本件とは別の感情が込み上げて参りましたが、
気を取り直して、この年の相場展開を見てみますと、
年初から5月ぐらいまで一貫して上昇。
その後、一旦下押ししましたが、再び上昇に転じております。
結局、この年は年初から上昇して終了したことになります。


現在は取組高も11月下旬から12月上旬の水準から若干、
減少しつつありますが、依然として、10万枚をキープしており、
高水準となっております。
来年に入り上振れした場合、値動きに弾みがつくかもしれません。
「戌笑う」の格言通り、来年は上昇相場となるのか?
ということで、今後の金相場をはじめ商品先物市場のご注目ください。


では、マタ。


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