下石神井のボクサー....

 

当店のお客様の針生君が

プロボクサーデビューしました。

今週、水曜に格闘技の殿堂である

後楽園ホールにてデビュー戦を飾りました。

 

針生君は当店に小学生の頃から来てくれている大常連です。

当初はぽっちゃりとしてポヨ～ンとした子でした。

自分より大きな愛犬のゴールデンレトリバーを

引きづられるように散歩させてた頃の姿が

今でも印象的に脳裏に焼きついております。

その子がプロボクサーなんてビックリなのと

ボクシングファンの私にとってはとても嬉しい事でもありました。

 

当然試合当日に向けて当店でカットしてくれて

当日は当店でセットをして試合会場に向かいました

 

 

今回はスパーフェザー級4回戦で出場

 

 

ちゃっかりポスターにも出てました(笑)

 

 

針生君にとってもらった席は

北側のひな壇席

ここは好きな席なんですよ

リングからも近いしね

 

 

そして会場に入ってビックリしたのは

針生君の応援団

凄い数でしたね～

横断幕まで作って来られてました。

 

 

針生君はもともと格闘技をやるような性格でなく

優しいくていい奴なんですよ。

彼の人柄がこれだけの応援団を結成させたのだと思います。

 

ラップをBGMにして入場してきた針生君を見て

親子心的な感じでたくましさを感じました

リングに立った時は震えましたね～

赤いトランクスが針生君です。

 

 

相手を見てビックリしたのは

今回スーパーフェザーでエントリーしているのだが

前日軽量の後の食事で恐らく2階級くらい上がっている

一方、針生君の方があまり変わっていない

明らかに体格差がある

身長体重、それと手の長さまでが...

だいぶ不利だな～と正直思いました。

 

 

やはり前半はサウスポーの針生君の左が届かない

右は当たるが左が届かない

思わず「もっと踏み込め～　(ﾟДﾟ)ﾉ」と叫んだ

 

２Rに入り少しずつ距離を掴んだか

当たるようになってきました

 

 

明らかに体格差でまさる相手に

一歩も引けを取ることなく

前へ果敢に出ていました。

とくに大きな相手に対し

下から突き上げていたアッパーが

良くヒットしてました。

 

そして迎えた最終ラウンド

ここまで体格差に勝る相手に

全力て戦ってきた針生君は

相当スタミナを奪われていた

そこに誰が放った針生コール

凄い声援でした。

そこで奮起した針生君は

最後の最後まで戦い抜き

出し切ってゴング

 

結果は1-2の判定負け

 

く～　残念　(>_<)

 

でもね

ありきたりの言い方だが

良い試合でした。

デビュー戦であの大応援団

そして試合内容も

最初から最後まで打ち合い

ダウンなし

メリハリある良い内容でした。

 

翌日

痛々しい姿で

針生君が挨拶に来てくれました。

 

「マスターすいません　期待に応えられなくて...

とても悔しいです(>_<)

またやります　応援よろしくお願いします」

 

だって....

涙を堪えたよ　

 

 

あのポヤ～んとしてたぽっちゃりな子が

こんなに男前な顔になって

逞しい言葉を発するようになったんだ...

なんか親子心的な感じになりました。

 

次の試合もまた

応援に行くぞ～　(ﾟДﾟ)ﾉ

 

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