１１日（日曜）この日はうちの息子が通っている
極真空手 三和道場の少年大会
総勢２００名近い選手が出場する
日曜というと私の商売は稼ぎ時
そこで妻と相談して私は息子の引率
妻は一人 店を頑張る事になった
府中総合体育館に着くと既に大勢の選手、父兄が集まっていた
手続き、軽量も始まっていた
我が息子は小学１年生の部に出場
なんと白帯は我が息子一人である
入門１年足らずで試合にでること自体無謀な試みなのだろうか
だが、親の私が言うのもだんだが、うちの子は去年から
道場以外、家では同じ経験者の私との稽古もほぼ毎日続けてきた
正直 今が一番自然と体が覚える時期である
スポンジのようにどんどん吸収してきた
小学一年生にしては．．．って練習もしてきた
正直 私は確信があった
一回戦
ローキックとミドルキック、パンチのコンビネーションで
攻撃を散らし、相手を翻弄さての上段回し蹴りで技あり！
マズは優勢勝ち
二回戦
であい頭から上段回し蹴りの奇襲をかけ
上段回し蹴りで技あり！優勢勝ち
三回戦
後ろ上段回し蹴りで相手を上ずらせて、返しの中段回し蹴り
で一本勝ち
体重の軽い一年生の部で一本勝ちは、あまりない
相手の選手には気の毒だが、悶絶うっていたくらい
きれいに右わき腹をえぐった
体重がない分、ジャンプして腰を回転させて打つ
という打ち方を教えておいた
コレだと威力が倍増するし攻撃の回転もあがる
ただ「ここぞ！という時にだせよ」って言っておいた
試合後聞いた話だと
息子は格下相手と思い、短期決戦と試みてのことだったらしい
ここまでは、相手を寄せ付けずほぼ完勝
さて四回戦
ココからは２級３級上の選手である
白帯三四郎にはかなり高いハードルになる
体格も息子に比べてはるかにいい
「であい頭、気をつけろ！上段のガードだぞ！」と声をかけた
審判の 「始め！」の声と同時に不用意に相手の間合いに
入って得意の上段を狙っていった息子にきれにカウンターで
上段がヒット！ 技あり やられた～！狙われた～
やはり違う！いままでの相手とは全然違う 強い
恐らく息子は今打たれた上段回し蹴りは見えなかったと思う
更に「始め！」息子も考えたのかサイドステップで
相手の間合いをずらし横からパンチで入ったものの
私の中では勝負は既に見えていた．．
相手の間合いがつかめるほど息子には経験も技術もない
戦いは間合いを掴むのが重要
その距離がつかめていないうちは勝てる要素は40％以下
パンチの連打から得意の右上段回し蹴りにいった瞬間
相手の右上段が先に飛んできた
カウンターのタイミングをよく掴んでいる選手だ
うちの息子とは比べ物にならないくらい格上の選手だ
審判の「技あり」の声に気付かないくらい一瞬の出来事で
息子は更に相手に突進していったが
審判に静止された
判定時でもまだ相手に向かったファイティングポーズをとっている
「まだやれる、僕は効いていない」とでも思っているのだろう
相手もその気迫に押されてファイティングポーズをとっている
審判に促されようやく我に戻り 白いハタが４本立っている
現実を目の当たりにした
相手と握手をして健闘を称えあい
「押忍」と一礼をして畳をおりた息子は
堪えていた涙を懸命にぬぐっていた
私はしばらく遠まきに、その姿を見ていた
息子は言った「悔しい！もう一度やれば勝てる、パパまだ試合あるでしょ！」
今日はもう終わりだよ おまえの負けだ！アイツは強かった
おまえがまだまだ弱かっただけだよ
小学一年生には厳しい言葉かもしれない
その涙が本物の涙なら、来年は絶対 勝てるよ
息子に勝った選手は、結局その後、優勝した
今回、私自身驚かされた
ここまで勝負感と根性が、この子に養われていたとは思わなかった
普段２人で練習していても、技術はそこそこ身についてきたと
思ってはいたが．．．
私も反省せねばならない
知らないうちに息子がここまで成長し続けていた事に気付かなかった
それに気続いていれば、もっと勝てるためのよい助言が出来たはず
親として経験者として情けなかった
もっともっと彼と接する時間を持ってあげるべきだった
私も悔し涙がこみ上げてくるのを、ぐっと堪えた
今日始めて息子を誇りに思った
いままでは愛しい我が息子でしかなかった
が、今回 彼の戦い様を見て、
更に息子に対する感情や見方が変わったような気がする
ある意味、息子に教わったモノがある
人と戦うという事はとても勇気がいる
そのプレッシャーに打ち勝って結果を残した
彼もまた一回り成長したことは間違いない
それは翌日の道場での稽古でしっかり出ていた
コレが経験による自信である
この日寝室で「ポケモン図鑑」を見ている途中に
眠ってしまっている息子に
よく頑張った！ と一言
そして私もまた来年に向けて私の釣りの時間を少し削って
息子といろいろなものを見て行きたい
そう思った．．．
一年生の部 初出場 第三位 ４回戦敗退
極真空手 三和道場の少年大会
総勢２００名近い選手が出場する
日曜というと私の商売は稼ぎ時
そこで妻と相談して私は息子の引率
妻は一人 店を頑張る事になった
府中総合体育館に着くと既に大勢の選手、父兄が集まっていた
手続き、軽量も始まっていた
我が息子は小学１年生の部に出場
なんと白帯は我が息子一人である
入門１年足らずで試合にでること自体無謀な試みなのだろうか
だが、親の私が言うのもだんだが、うちの子は去年から
道場以外、家では同じ経験者の私との稽古もほぼ毎日続けてきた
正直 今が一番自然と体が覚える時期である
スポンジのようにどんどん吸収してきた
小学一年生にしては．．．って練習もしてきた
正直 私は確信があった
一回戦
ローキックとミドルキック、パンチのコンビネーションで
攻撃を散らし、相手を翻弄さての上段回し蹴りで技あり！
マズは優勢勝ち
二回戦
であい頭から上段回し蹴りの奇襲をかけ
上段回し蹴りで技あり！優勢勝ち
三回戦
後ろ上段回し蹴りで相手を上ずらせて、返しの中段回し蹴り
で一本勝ち
体重の軽い一年生の部で一本勝ちは、あまりない
相手の選手には気の毒だが、悶絶うっていたくらい
きれいに右わき腹をえぐった
体重がない分、ジャンプして腰を回転させて打つ
という打ち方を教えておいた
コレだと威力が倍増するし攻撃の回転もあがる
ただ「ここぞ！という時にだせよ」って言っておいた
試合後聞いた話だと
息子は格下相手と思い、短期決戦と試みてのことだったらしい
ここまでは、相手を寄せ付けずほぼ完勝
さて四回戦
ココからは２級３級上の選手である
白帯三四郎にはかなり高いハードルになる
体格も息子に比べてはるかにいい
「であい頭、気をつけろ！上段のガードだぞ！」と声をかけた
審判の 「始め！」の声と同時に不用意に相手の間合いに
入って得意の上段を狙っていった息子にきれにカウンターで
上段がヒット！ 技あり やられた～！狙われた～
やはり違う！いままでの相手とは全然違う 強い
恐らく息子は今打たれた上段回し蹴りは見えなかったと思う
更に「始め！」息子も考えたのかサイドステップで
相手の間合いをずらし横からパンチで入ったものの
私の中では勝負は既に見えていた．．
相手の間合いがつかめるほど息子には経験も技術もない
戦いは間合いを掴むのが重要
その距離がつかめていないうちは勝てる要素は40％以下
パンチの連打から得意の右上段回し蹴りにいった瞬間
相手の右上段が先に飛んできた
カウンターのタイミングをよく掴んでいる選手だ
うちの息子とは比べ物にならないくらい格上の選手だ
審判の「技あり」の声に気付かないくらい一瞬の出来事で
息子は更に相手に突進していったが
審判に静止された
判定時でもまだ相手に向かったファイティングポーズをとっている
「まだやれる、僕は効いていない」とでも思っているのだろう
相手もその気迫に押されてファイティングポーズをとっている
審判に促されようやく我に戻り 白いハタが４本立っている
現実を目の当たりにした
相手と握手をして健闘を称えあい
「押忍」と一礼をして畳をおりた息子は
堪えていた涙を懸命にぬぐっていた
私はしばらく遠まきに、その姿を見ていた
息子は言った「悔しい！もう一度やれば勝てる、パパまだ試合あるでしょ！」
今日はもう終わりだよ おまえの負けだ！アイツは強かった
おまえがまだまだ弱かっただけだよ
小学一年生には厳しい言葉かもしれない
その涙が本物の涙なら、来年は絶対 勝てるよ
息子に勝った選手は、結局その後、優勝した
今回、私自身驚かされた
ここまで勝負感と根性が、この子に養われていたとは思わなかった
普段２人で練習していても、技術はそこそこ身についてきたと
思ってはいたが．．．
私も反省せねばならない
知らないうちに息子がここまで成長し続けていた事に気付かなかった
それに気続いていれば、もっと勝てるためのよい助言が出来たはず
親として経験者として情けなかった
もっともっと彼と接する時間を持ってあげるべきだった
私も悔し涙がこみ上げてくるのを、ぐっと堪えた
今日始めて息子を誇りに思った
いままでは愛しい我が息子でしかなかった
が、今回 彼の戦い様を見て、
更に息子に対する感情や見方が変わったような気がする
ある意味、息子に教わったモノがある
人と戦うという事はとても勇気がいる
そのプレッシャーに打ち勝って結果を残した
彼もまた一回り成長したことは間違いない
それは翌日の道場での稽古でしっかり出ていた
コレが経験による自信である
この日寝室で「ポケモン図鑑」を見ている途中に
眠ってしまっている息子に
よく頑張った！ と一言
そして私もまた来年に向けて私の釣りの時間を少し削って
息子といろいろなものを見て行きたい
そう思った．．．
一年生の部 初出場 第三位 ４回戦敗退