はやまぞうのぶろぐ

はやまぞうがいろんなことでぶろぐです

株式投資これだけはやってはいけない

2006年03月05日 | 資産運用日記
 これもタイトルに惹かれてつい買ってしまった本。
ちなみに最近読んだ3冊はみんな一緒に買いました。
含み損が死にそうなほど膨らんだとき、いてもたってもいられず買ってしまいました(笑)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532193370/qid=1141558980/sr=1-2/ref=sr_1_2_2/250-8663203-9380250
http://www.accessmania.com/newscgi/?a=453214986X

 著者は元山一證券のトレーダーということで、それなりに参考になるところはありました。とにかく、株式投資で成功している人たちのほとんどは「損ギリの重要性」をかなり重視しています。特によりプロに近い方は、損ギリのタイミングがとても早いように思います。この筆者もかなり強調していました。とにもかくにもリスク管理!これこそが成功の秘訣のようです。リスクを多く取るから、すなわち大きく儲かる、というわけではないようです。

 これまで読んでいた本の中では、個人投資家向けの「儲かる!」系の書籍の中では現実的な内容になっているかと思います。ただテクニック的なものはやはり多かったですがね。プロ志向といった感じですか。

 この本、山一證券の伝説トレーダーのエピソードが興味をそそります。証券会社のトレーダーがどうやって仕事をしているのかを知る、面白い資料になります。

 「儲かる!」系の本をたくさん読んでいる人や、とりあえずあまり勉強をしないでトレードを始めた人には、この本は一読の価値があるかもです。とにかくばんばんトレードしよう、という思考からは解放されます。

 なお、この本で紹介されている売買タイミングの指標は
①サイコロジカルライン・・・直近12日の株価の勝敗を見る= 買われすぎ、売られすぎの状況を見て、高値掴みを避ける、というもの 
②騰落レシオ・・・騰落レシオが130%以上は高値、騰落レシオ70%以下は安値
③25日移動平均線とのカイリ率が±9が天井・底
④ボリュームレシオが450%、50%が天井・底
などがありました。

サラリーマンが株で稼ぐ一番いい方法

2006年03月05日 | 資産運用日記
 タイトルに惹かれて思わず買ってしまいました。
株で儲ける気マンマンですね(笑)

http://www.mikasashobo.co.jp/book_info.php?isbn=ISBN4-8379-7503-8&info=3http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837975038/ref=ase_stockinvesees-22/250-8663203-9380250

 このあたりの本は、やはりテクニック関連が多いです。基本的に「サラリーマン」なので、デイトレードは不可。そこでこの本は「スイングトレード」という、だいたい2週間をキホンにトレードを行う手法を紹介しています。

 リスク管理(特に損ギリの大事さとナンピン買いによる平均コスト下げ)と、売買のタイミング(安値圏で買う、逆バリ、ローソク足のヒゲ)についていろいろありました。初めて騰落レシオを基にしたトレードについて解説する本を読みました。
●「株価が安値圏にあり」「長い下ビゲ」=「買い」
●騰落レシオが70%以下で買い、騰落レシオ140%以上で売る


 銘柄選択としては、「割安株」ということで、1株純資産が100円以上あり株価より高い銘柄を選ぶほか、「純利益」が確保されていて、負債の多過など倒産リスクがないところ、ということを推奨しています。ただ、この本はどちらかというと銘柄選びより、売買のタイミングをかなり重視しているようです。

 ことさら新しいことはありませんでしたが、こういう本を最初に読むと「サラリーマンでも簡単に株で儲けられそうだ!」ときっと思ってしまうだろうなあ、と感じました。信用取引の有効な使い方(特に、カラ売りでも儲けられる!というのはだいぶ強調している)を紹介しているあたり、だいぶリスクがでかいトレードのような気がします。


 このテの本は最初に読むのはやめましょう(笑)