まずは外宮「豊受神宮」に詣で、そのあと内宮へと参った。
内宮への道「いすゞ川」にかかる宇治橋からは遠くに翻る日章旗がとても美しかった。
外宮・内宮の参拝をすませた後、“おかげ横丁”を散策した。
「白鹿」のお店ではお酒を戴いたり、みちみち、アツアツの“コロッケ”や“松阪牛の串焼き”などを頬張りながらの楽しい散策だった。
遅い昼食にと有名な「豚捨」で牛鍋をつついた。帰りには伊勢うどんや赤福餅を土産に買って帰途についた。
今年最初の休日であった。
紅葉のシーズン。友人たちと信州は別所温泉~上田を訪ねた。
しなの鉄道・上田電鉄と乗継ぎ、別所温泉へと向かった。
塩田平を走る電車の車窓から沿線の田畑をのんびりと眺めながら別所温泉へ・・・
別所温泉では「中松屋」に宿を取り、まずは湯につかり風呂の窓から信州の秋を満喫した。
別所温泉界隈には、北向き観音、安楽寺、常楽寺(上写真右は常楽寺石造多宝塔:重文)・・・と名刹が多い。紅葉が進む安楽寺では八角三重塔が周りの木々と見事に調和していて美しかった。北向き観音では有名な「愛染かつら」の木(写真下右端)のまえでは多くの人が記念撮影していた。
道端にたたずむ有名な「夫婦道祖神」も美しい草花に囲まれていた。
亡くなった多くの画学生の遺作が展示されている「無言館」は何度訪ねても涙を誘う。
続いて訪ねた「前山寺」では、見事ないちょうの黄葉を見ることができた。圧巻でした。
そして、上田の街にたどり着いた後は、新そばとそば焼酎で信州の秋を惜しんだ。
9月。台風一過の北海道は、旭川市:旭山動物園にいってきました。何年か前に真冬の2月に訪ねて、ペンギンのお散歩などを見た思い出がありますが、今回は夏休みも終わった晩秋の一日また「旭山動物園」を訪ねました。104回目の北海道です。
珍しいアムールヒョウ、北海道固有のキタキツネやエゾフクロウなどを、暑くもなく寒くもない一日、ゆっくり鑑賞しました。シロクマも楽しそうに泳いでいましたよ。
誰かさんは、小樽で食った「寿し処 ひきめ」の寿司や“RUTAO”のチーズケーキや紅茶、すすきのの“だるま”のジンギスカンの方がもっとお気に入りのようでした。
今年の奈良は、7月が少し天候不順だったせいか、我が家の庭の「百日紅」が満開になるのがすこし遅かった。好天が続く8月に入って一挙に満開となった。
母さんは、それを待っていたかのように、漬け込んでいる梅の「土用干し」を例年通り始めた。我が家の夏の風物詩である。
7月の13日。
初詣に訪ねて以来、半年ぶりに名古屋の「あつた蓬莱軒」をたずねた。お正月も初詣客で大変混雑していたが、今回も、土用の丑の日(21日)を真近に控えて相変わらずの混みようであった。でも、はるばる奈良からここまで来たからには・・・。と1時間半待って、暑気払いのウナギにありついた。
元祖の「櫃まぶし」や「白焼き」「肝焼き」などを鱈腹いただいて、満腹とともに帰途についた。
ここの「白焼き」は、「白醤油」と「おろし生姜」で戴きます。案外さっぱりしていました。(通常、私たちは「わさび・醤油」で戴きますが・・・皆様は??)
小樽・銀鱗荘で北国の春を満喫した翌日は、積丹半島をドライブののち札幌へと出た。
絶好のお天気に恵まれ、小樽から泊経由で神威岬にでた。神威岬では往復約3キロの岬先端への道(「チャレンカの小径」)をゆっくり眼下の海の青さに感動しながら、灯台へと進んだ。
多くの義経伝説の伝わるこの地でも、特筆すべきアイヌ娘「チャレンカ」の悲恋を生んだこの「神威岬」は積丹半島でも屈指の眺望であるが、風が強く、運悪く通れないことも多々ある。ここに5~6回訪ねている私でも、その半分は入口の女人禁制の門で引き返した経験がある。
そういった意味では今日は本当に最高の日和で、風もなくゆっくりと「神威岬灯台」まで進むことができた。
神威岬と神威岬灯台
札幌では、ちょうどライラック(リラ)が満開の時期だった。
着いた昨夕は、リラ冷えの夜だったが、いつもの(すすきの界隈の)居酒屋やBarで夜の更けるまで痛飲した。
翌日、大通公園で満開のライラック並木を楽しんだ。毎年5月下旬は“ライラックまつり”が開催される。
5月。友人たちと久しぶりの小樽・平磯温泉「銀鱗荘」に遊んだ。
まずは、空港に着くや支笏湖畔の「丸駒温泉」で汗を流し、姫鱒料理を楽しんだ。
ここ丸駒温泉を訪ねるのももう何回目かであるが、露天風呂から眺める支笏湖がいい。
この露天風呂は、湖面と露天風呂の湯面が一緒で、露天風呂の一部に開口部があり、開口部を開閉することにより支笏湖の湖水を取り入れて、湯温を調整している。
したがって、湯につかっていると、目線に湖面が見える。なんと自然な温泉だろうかと思う。
写真上:丸駒温泉(支笏湖から)(天然露天風呂)
その後一路、今宵の宿:小樽・平磯温泉「銀鱗荘」へと急いだ。銀鱗荘は余市にあった大網元の屋敷を平成14年に移築され、大改築を加えて、現在のような素晴らしい料亭旅館に生まれ変わった。その後も平成16年には素晴らしい眺望の新館が加わり、名実ともにこの地の名籍となっている。
特に、玄関入口右手の部屋は「鰊御殿」そのものの面影を残した立派な造りの大尽部屋である。
屋根に突き出た望楼(お願いしたら上られてくれます)も、ニシン漁全盛の当時をしのばせてくれる。屋根の銀の鯱も堂々たる威容を誇っていた。
私はもう4回目の訪問になるが、いつ来ても素晴らしい感激で宿を後にすることができる。
写真下:銀鱗荘と露天風呂
温泉でゆっくりくつろいだあとは、料理長心づくしの懐石と銘酒「国稀」に舌鼓をうった。至福の休日がはじまった。
奈良・法華寺町に住む現役時代の同僚の上総嘉章氏が、かねてからの依頼していた「平城宮祉」に立つ「朱雀門の雪景色」を水彩画にしてくれた。
過日、市内で会って作品を受け取った。この絵は、今、奈良に住む私にとって、大切な宝物となって応接間を飾ってくれている。
絵を受け取ったのち、 久しぶりの再会だったので、話に花が咲き、最後は行きつけの(フジタホテルの)「Old Time」でカクテルを楽しんだ。
「Old Time」では、今宵はMint Julepを楽しんだ。
このカクテル「ミント ジュレップ」は、クラッシュドアイスにミネラルウオーターを注ぎ、ミントの葉を入れてつぶしたなかにバーボンウイスキーと少しの砂糖を入れた簡単なカクテルであるが、ミントの葉とクラッシュドアイスが涼しさを誘う夏の飲物である。
ゴールデンウイークも過ぎた5月中旬。3月に全線開通した九州新幹線“さくら”で鹿児島まで旅した。今回の目的は新幹線に乗ることと鹿児島の街でのんびり過ごすことだけが目的の、自由な旅だった。老舗「城山観光ホテル」に2連泊し、美食と酒の3日間を過ごした。
写真上:九州新幹線“さくら”と城山観光ホテルと桜島。写真下:島津家別邸・仙巌園(磯庭園)
食事には黒豚や薩摩焼酎を楽しみ、夜は、ホテルのMain Bar「タブロー」や天文館のショットBar「SatinDoll」を訪ね鹿児島の夜を楽しんだ
ホテルのメインバー「タブロー」のバーテンダー「重(シゲと読まれる)」君の腕前は若いのになかなかのカクテルを作ってくれた。丁寧にカクテルを作る彼の所作がとっても美しかった。静かな雰囲気のなかで、彼のシェーカーの音が心地よく聞こえた。
天文館にある「サテンドール」にも出かけたが、バーテンダー歴15年以上の「西村」君は、カクテル「モヒート」(本ブログ174.「奈良の夜」話:参照)を作るのに、ミントの葉を「ミニ・すり鉢」で摺って、そこへライムや砂糖「ラム」などを入れて混ぜたのちに、グラスに注いでいたのには驚きだった。まるでゴマ和え料理を作っているようだった。