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ICUROK!!

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痛併快楽

2006年04月06日 20時34分31秒 | 映画
先日ようやく観てまいりました。「SPL 狼よ静かに死ね」。7日までの公開だったのでギリギリです。
いやー観に行って良かった。ドニー先生かっこよすぎ!悪役サモ師父の貫禄ドカーン!そして期待の武打星ウー・ジンが殺し屋役で大活躍!本作の2大ファイト、ドニー対ウー・ジン、ドニー対サモ・ハンは功夫映画史に残る素晴らしいファイトシーンである。ウー・ジンとドニー先生のバトルは本当にたまげた。まず、ドニー先生は特殊警棒、ウー・ジンはナイフを使ってのガチンコバトル。実際45秒間振り付けなしで撮影したらしい。凄いの一言。とにかく動きが速すぎ。もう言葉にできない。小便ちびりそう。一方、ドニー先生と大御所サモ師父のバトルもこれまたやばい。打撃系のみならず、関節技、投げ技などをふんだんにとり入れた、いわゆるバーリトゥードスタイルの格闘を繰り広げる。こうした斬新なアクションシーンは、ドニー先生の新しいスタイルを追求した武術指導に加え、スタントコーディネーターの谷垣健治氏の力が大きく関わっていると思われる。谷垣氏は現在なんと倉田保昭先生とソニーの千葉ちゃんが共演する「マスター・オブ・サンダー」なる映画を撮影中とのこと。これまた期待大である。
久々に香港ノワール的な映画を観た。人間味溢れる演出に徹底したバイオレンス描写。映画全体の雰囲気はきちんと最後まで一貫している。ウィルソン・イップ監督の手腕もなかなかのもの。なんだか映画館を出て自分が強くなったような錯覚を覚えるなんて久しぶりだった。帰り道に歌舞伎町で怖いあんちゃんに絡まれてもドニー・イェンのあの見事な回し蹴りを自分もぶちかませそうな気がしていた。まったく私は中学生である。
さてはて、仏像奪還大作戦での活躍が記憶に新しい期待のタイ人武打星トニー・ジャーにドニー先生は相当対抗意識を燃やしている。そのトニー・ジャー主演の「トム・ヤム・クン!」がいよいよ22日に公開だ。うーむ、これまた楽しみだ。今年は良作が多そうですな。