自作の俳句

長谷川圭雲

0809健太郎日記健太郎の創作・自作の俳句(552)(553)(554)(555)

2017-03-31 13:02:36 | 自作の俳句

自作の俳句(長谷川圭雲)(552)(553)(554)(555)

 

  寒の入り 月中天に 凍りつき 

              (2017・1・5)

*** 今日から中国二十四節気(にじゅうしせっき)の小寒に入る。次は大寒で、季節は一回りして、立春に戻る。

 

  雪かぶる 箱根、大山(おおやま)、 富士の山 

                     (2017・1・9)

***

 今日は成人式である。マンション(横浜市都筑区)ベランダから遠くの山を眺めると、箱根、大山、丹沢の山々にうっすらと雪が降り積んでいた。そしてその背後には秀麗な富士の白い頂があった。

 

  ランボーの 詩と天才の 生きざまよ 

                  (2017・1・9)

1854年フランスに生まれ、1891年、37歳で亡くなった天才詩人アルチュール・ランボーは、詩人ヴェルレーヌから天才と認められ親密な関係を築いた。16歳から19歳の間に「酔いどれ船」「地獄の季節」「イリュミナシオン」等の詩を書き、その後詩作を放棄して、放浪、アフリカで武器商人などをした。37歳で骨肉腫におかされて母国マルセイユで亡くなった。

「俺は母音の色を発明した。  Aは黒、 Eは白、 Iは赤、 Oは青、

Uは緑」

また、良く知られた詩に次の詩がある。

「また見つかった  何が?  永遠が  海と溶けあう太陽が」。

いずれも「地獄の季節」にある。

 

  垂れ下がる 松ヤニ 夕日に 虹の糸 

                 (2017・1・10)

*** 明治神宮宝物殿の右隣の切り取られた松の大枝の切り口からまさに細いビニールの紐のようなものが風にたなびき、夕日を受けて虹色に輝いていた。近づいて確かめると、それは切り取られた枝の切り口から無数に垂れ下がった松脂(まつやに)であった。

***

ハセケイ コンポジション(245)・hasekei composition(245)


0809健太郎日記健太郎の創作・自作の俳句(長谷川圭雲)(548)(549)(550)(551)

2017-03-14 11:06:46 | 自作の俳句

自作の俳句(長谷川圭雲)(548)(549)(550)(551)

 

  年賀書く 我も友も 生きており 

                 (2016・12・10)

*** これが2017年の私の年賀状の句です。

 

  ボロ市で 友と語るは 身の整理 

                (2016・12・15:世田谷ボロ市にて)

*** ボロ市会場近くに住む昔の同僚とボロ市会場を見て歩きながら話をした。

 

  LED 万(ばん)個のイルミ 街(まち)ホタル 

                      (2016・12・23)

 

  年越しの 掃除を終えて 除夜を待つ 

                   (2016・12・31)

***

ハセケイ コンポジション(244)・hasekei composition(244)

 


0809健太郎日記健太郎の創作・自作の俳句(長谷川圭雲)(543)~(547)

2017-03-07 12:40:05 | 自作の俳句

自作の俳句(長谷川圭雲)(543)(544)(545)(546)(547)

 

  虫の声 少なくなりて 霜月(しもつき)に 

                    (2016・11・5)

 

  立冬に 出番来たかと 菊の花 

               (2016・11・7:立冬)

 

  布団干し 夜太陽の 懐に 

             (2016・11・13)

 

  霜月の 初雪一気 冬最中(さなか) 

                (2016・11・24)

*** 11月の雪は東京では昭和37年以降、54年ぶりだという。

 

  枯葉舞う 冬の蝶々(ちょうちょ)か 空高く 

                    (2016・11・29)

***

ハセケイ コンポジション(243)・hasekei composition(243)