0809健太郎日記・翁のつぶやき(80) 長谷川圭一
朝日新聞が強制捜査を受ける可能性?
2014年5月20日、朝日は東京電力福島第一原発所長吉田昌郎(まさお)氏(2013年死去)に対してなされた政府事故調査委員会の報告の一部を入手、その内容を発表した。
それによると事故発生当時、現場にいた所員の9割(約650人)が、所長の待機命令を無視し現場を放棄して逃げたという。
菅官房長官は20日の記者会見でこの「吉田調書」を「公開しない」方針を示した。
まさに日本の安全を守るためにも、この貴重な「吉田調書」が公開されて広く国民の英知が求められるべきである。それが真の民主主義ではないか。政府はまさに逆の歩みを取ろうとしている。
怖いのはこの12月にいよいよ施行される「特定秘密保護法」である。歯止めをかける「情報監視審査会」は内容を見るとまさに「子供だまし」のものに思われる。
今回の朝日のスクープが「特定秘密保護法」に抵触すると判断されれば、朝日新聞社は検察の強制捜査を受ける事になる。
私の心配が荒唐無稽(こうとうむけい)なものならよいのだが。
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ハセケイ コンポジション(113)・hasekei composition(113)