自作の俳句(長谷川 圭雲)(233)(234)(235)(236)
西行も 芭蕉も詠(よ)める 伊良湖(いらご)崎
(2014・4・7:伊良湖岬にて)
***「鷹ひとつ 見つけてうれしい いらこ崎」が、『笈(おい)の小文』にある芭蕉の句である。西行が詠んだ鷹の句が念頭にあったのだろう。鷹はひとっ飛びで、対岸の鳥羽に行ける。鳥羽から生家の伊賀上野は近い。
伊良湖から 知多の岬は 春霞
(2014・4・7:愛知県渥美半島の西端、伊良湖岬にて)
伊良湖崎 船出てすぐに 神の島
(2014・4・7:伊良湖岬より伊勢湾フェリーに乗るとすぐ左手に三角の形をした三島由紀夫の小説『潮騒(しおさい)』の舞台となった、神島〈かみしま〉がみえる)
神島は 潮騒(しおさい)に鳴る 湾の口
(2014・4・7:伊良湖からの伊勢湾フェリーにて)
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ハセケイ コンポジション(108)・hasekei composition(108)