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自然学校発 黒松内だより

雨の日のくも

しとしとと雨降りの一日です。
ふと、雨の日の蜘蛛はどうしているのだろうと、思い立って外へ観にいきました。
夏の終わりからでしたか、校舎のあちこちにオニグモが巣を張っていたのです。
彼/彼女らはどうしているのだろう?

ぶらぶらと校舎周辺を歩いてみると、蜘蛛たちはうまい具合に
雨が当たらない屋根の下などに巣を作っていました。
たまに、雨が当たる場所にも巣は張ってあったのですが、
そこには主は居らず、どこかへ雨宿りにいっているようでした。
あるいは、引越したのか。
それにしても、ちゃんと天候を考えて巣を張っているのですね。

えらいもんだ、えらいもんだと思いながら机に戻ってオニグモについて調べてみると、
なんとオニグモは、自分の巣を夕方に片付ける習性があるようなのです。
そして、朝になると新しく巣を張るようなのです(几帳面だ)。
日本人が、毎日布団を畳んで押し入れに上げるようなものなのでしょうか。

とはいえ、自然学校のオニグモたちは巣を片付けている気配はないのですが…。

                                    (こん)
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