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自然学校発 黒松内だより

秋のカヌーキャンプ~2日目川下り!

昨晩は断続に雨も降り、心配していた今日のお天気でしたが…晴れました!

みんな起床時間前には起きて、朝の支度を済ませています。
7時になったら朝仕事でコケッツ小屋へGO!ご飯をあげたり、水をかえたり、デザートのりんごやきゅうりをあげたり…

  

朝仕事の後、朝ご飯の時間までしばし自由時間。
体育館やみんなの部屋で過ごします。

 

  

鐘がなったらキッチンまりこで朝ご飯!

今朝のメニューは、鶏の手羽先、炒め納豆、高菜のお漬物、カボチャグラタン、大根の煮物、ごはんに味噌汁、リンゴです。ネバネバもりもり。

 

いつもの食器洗いをし、自由時間でまってるうちに、日帰りで参加してくれる3人も集合し、ついにフルメンバーが揃いました!

キッチンまりこであらためてはじまりの会。
みんなの紹介や、この後くだる朱太川(しゅぶとがわ)も紹介しました。
朱太川は、黒松内から寿都町の日本海に流れる、全長がフルマラソンの距離とほぼ同じの、約43km。
今日はその中の、最河口域、海までの一歩手前の3km程を下ります。

まずは水辺の格好にみんなで変身!

 

もっていくものなども準備し、いざ車で午前中の練習場所へ移動。
まずはカヌーの注意点やこぎかたなどを説明し、あとは実際やってみるのみ!

参加者は3艇にわかれて、いざ出航!

 

朱太川の1番流れのある本流から一本外れた浅めの場所で、基本的な操舵を練習。
前に漕いだり、後ろに漕いだり、まわったり…
時折風はふくものの、終始おだやかで、
みんなも”風が気持ち良いね~”、 ”(パドルを水中にいれながら)川の水の音がきれいだね~”、”自然の中って感じだね”
と、気持ち良かった様子。

 

 

   

操舵に慣れてきたところで、カヌーでは恒例の(!?)
水かけ合戦が勃発!!

 

少しがんばって遡ってみたり、魚がいた!?と目をこらしてみてみたり、茶色い小動物(テン?イタチ?)を発見したり…
カヌーにもだいぶ慣れてきたところで、集合写真をパチリ。

 

途中、鮭のほっちゃれをゲットしてきたグループも。
婚姻色がはっきりと出ている、立派なオスのサクラマスです。
えらの部分など、じっくり観察できました。

午後はもう少し上流地点から出発なので、カヌーを移動、えっさほいさ。
高学年を中心に手伝ってくれました。

身体を動かしたらお腹がぺこり!
お昼ご飯は、持参したお弁当と、泊まり組はパスタをキッチンまりこでいただきます。

 

使った食器は自分達で。

 

午後の出発までの時間、みんなの部屋でUNO大会や読書でまったり。

さて、やってきました朱太川本流!
午前中いた場所よりも、明らかに流れが違います。

同じ川でも、場所によって流れが違う様子が水面を見るとわかりますね。

準備ができたので、出発前の集合写真!行くぞー!

まずは、本流になれるために、少し遡って橋の向こう側まで。
さっきと同じようにこいでいると、流れに負けて流されてしまう…!
ちょっと力をいれて漕いでいきます。

よく川を見ているスタッフには鮎がとびはねてキラキラ光る様子がみえましたが、
みんなで同じモノを見るのは難しいですね。

くるっとまわって、いよいよ川下り開始。
流れにのるって、すごい!

ちょっと前までえっさほいさと頑張っていましたが、
流れにのれると、すいすい~っと楽ちん!

 

太陽の加減や昨日の雨もあって普段より少し見にくい、(それでもきれい…)な、水中を目をこらしながら生き物をさがしたり…
手をいれてひんやり涼んだり…
一生懸命こいでみたり、ちょっと休憩してみたり…

   

途中、中州があったので上陸してちょっと休憩。
ここでも、何かいるかな~と探す班が。

  

小さいカニを手づかみでゲット!!

下るのも気持ちよいし、ふと後ろを振り返ったときの、山並みもとてもきれいでした。

 

いよいよゴール地点!
到着ー!

   

午前中みたホッチャレを回収!
今度は、骨も見つけたようです。
またもやじっくり観察。

 

 

組み合わせをかえて、最後少しカヌーにのったり

  

川辺でおかしをたべたり

  

ゴールまで、みんなでたどり着きましたー!!!

自然学校に戻ったら、着替えて、荷物の整理をして、
コケッツたちとも触れ合って…
解散の時間に。

本当に、お天気で良かった!
お泊まり組は、一緒に川の生き物について少し触れたり、
日帰り組も合流してさらににぎやかになってみんなでカヌーで川を下れたり、
スタッフも楽しい時間を過ごしました。

朱太川は、日本での利き鮎コンテストで過去に北海道の河川で初となるグランプリを受賞したことがあったる鮎が住んでいたり、
日本で最大の、カワシンジュガイという生息地がとても限られる貝の生息地だったり、
秋になれば鮭が遡上してきたり…
夏のキャンプで一緒に川あそびに行った人達は、たくさんの川虫や川の魚たちも見ましたが、そんな生き物たちが済んでいる川です。

そんな川が、自然学校のすぐ近くにあり、こうしてみんなで楽しむことができる…
とても有り難いです。

そんな川が、これからもこのきれいな状態を保つにはどうすれば良いのかな…
など、あらためて考えさせられます。

と、いろいろ思う所もありますが、まずは楽しい!きれい!気持ち良い!と感じるのが1番だと思います。
そんな体験の1つに、今日がなっていたら、もしくは、いつかなれば、嬉しいです。

参加してくれたみんな、送り出してくださった保護者のみなさま、ありがとうございました!


(ちこ こと 大類幸子)

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