珍魚祭~後記~

2014-11-06 00:30:34 | 日記
久しぶりというか今年唯一の企画。
装飾など準備にパタパタしていたら、出演人みなが声を掛けて手伝ってくれ、5分遅れましたが、無事開店出来ました。手伝ってくれてありがとー!
お客さん、お待たせしました><!

敬称略、乱文の後記にて失礼します。

◆ yoshie “ 間抜けな歌を肴にスルメイカに弟子入り ”

素直な歌、なのだけど、彼女の声と音数少ないピアノに余分も足りないものもなく、そのまんま体に入ってくる。
人の孤独や淋しさに気づいてくれる。
私のパンクなお客さんから、彼女のファンのエレガントな夫婦まで吸い寄せていました。
小さなライブバーでの出会いでしたが、ライブハウスでも、歌の大きさは変わらず。きっとどこでも誰へも。

「そこに落っこちてるココロは君のですか?」(「ココロ」yoshie)

◆ おぐまゆき “ 普段はふらふらワカメ 時々、とげとげサンゴ ”

急遽五日前にピンチヒッター依頼して出演いただきました。
yoshieのメジャーな響きから一変、マイナーかつ、ずっしりのストロークへ。オペラ歌唱の独特な揺らぎと伴に放たれた。
始めは、キタっ!とギョッ!と反応がぱっくり分かれたように感じましたが、徐々に彼女の歌に引き込まれていました。
彼女の身を絞るような言葉や歌に私はいつも沸かされる。

「夕暮れの優しさにいつも鳴いているよ」(「からすのうた」おぐまゆき)

◆ しんごとひでこ “ 音は鮭と鯖の如く ”

さらに一変。彼らをあえて例えるなら…異多国雑食アスリートアンサンブル夫婦だろうか…。
歌のメインとコーラスは交互に取り、曲によってバンジョー、アコギ、アコーディオン、タブラッカを持ち替え演奏する。
次の写真を見ると二人の手が阿修羅になっていてアスリート具合を物語っているが、なにより、彼らの音楽を聴くと、異国の大地や風車、チューリップ畑などの風景が浮かんで広がる。
会場から、イエイ!ヤア!の掛け声と拍手が沸きました。

「君は朝焼けを見たか」(「船出の唄」しんごとひでこ)

◆ 安藤三緒 “ 深海の孤独な(独り身)くらげ女子 ”

にぎやかになったところへ、夜の梟のような透き通った声がすーっと浸透していき、静かになった。
見た目はお嬢さんだが、どこか、腰に剣を携え山道を歩く勇者のような唄佇まいがある。
MCは一曲毎に挟み、諦め系ダメ系話で会場の失笑を誘って和ませました。
雲や雷や鳥になって物語る世界へいざなう歌。

「これは私の百万年ぶりの恋でしょうか あなたのために海面浮上しました」(「虹色のくらげ」安藤三緒)

◆ ハルミ “ ペペンペンペンペンギン魚人 ”

一曲目の出だしで弦を切る。初っ端から湯気立ち興奮状態の私に、ギターが「まあまあまあ」とたしなめたんでしょう。
色んな人に聞こえていきますように、これからも歌います。ありがとう。

「赤い光が近づいてくる 寄り添われ始まる中で」(「赤のはじまり」ハルミ)

そして、出演予定だった中村聖美さん。ドクターストップで療養となりましたが、近日復活出来るみたい。
今回出演できなく残念でしたが、また共演させてください!!協力ありがとうでした。
そして復活よかった!!



私企画恒例の書初め、受付横の壁に張りました。(撮りそびれて、おぐまちゃん日記から頂きました)


最後に。
お客さんと出演者が熱く温かかったり。
来てくれたお客さんのほとんどが最後まで居てくださったり。
鈴ん小屋のPAゆきむらさんの音響がすんばらしかったり。
店長小村さんは企画相談~終演までの、あらゆる大風呂敷に感謝しきり。

来てくれたお客さん、出演者さん、鈴ん小屋さん、様々協力いただいたみなさん、ありがとうございました!!

最後の最後に、当日すっかり言い忘れていた終幕の言葉を締めとさせていただきます <゜)))彡


胃袋は満たされましたでしょうか。
実は召し上がった音波には微量の毒が含まれております。
もうすでに遅し。あなたも珍魚に変身しております。
陽の光を反射するうろこ、深海で発光する体、食うか食われるかの追っかけっこ、日本海や太平洋を回遊する群れ。
この世界を好きに泳いでください。
グッドスイミング!!

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