アラビア語に興味があります。

 イランはペルシア語の国です。トルコはトルコ語で、現代トルコ語はローマ字で表記されます。

Sahlawayhi

2011年11月14日 03時12分44秒 | アラビア語
 昨年の夏にエジプトに行ったとき、昔の留学先の大学の図書館で机に向っていたら、留学時代に同じコースにいたアフメド(アフマドと書きたいところですが、本人が Ahmed と綴っているのでそれを尊重)が現れて、著書を1冊くれたのです。Sahlawayhi というシリーズで、アラビア語の入門書でした。偉大な文法学者シーバワイヒ سيبويه と、簡単なという形容詞の سهل を掛けたシリーズ名だそうです。

 翌日、また同じ机に向っていたら、またアフメドが現れて、
「これをあげましょう」
と、Sahlawayhi の別の巻をくれました。何と気前が良いのでしょう。私も何か持っていれば良かったのですが。

 その日頂いた巻は、限られた単語数で書かれた物語集。最初の物語は200語だけを使って書かれています。その200語のリストは、物語のあとに掲げられています。次の物語が229語、さらに次が246語、271語、303語…と徐々に語数が増えていく仕組みです。進出単語は、必ず、物語の最後にリストになって掲載されています。故に、学習者は、読解の授業の予習でありがちな、辞書ばかり引いているという状態には陥らずに済みます。

 今年の夏も、偶然、キャンパスでアフメドに会いました。少し、立ち話をしました。大学のアラビア語インスティテュートで先生をしているのかと思ったら、
「教えてはいない。本を書きに、図書館に来ているんだ」
とのこと。え、作家になったの!?とびっくりしつつ、別れました。

 先日、Arabic-L のメーリングリストで、Sahlawayhi の新しい巻の出たことが回ってきました。Sahlawayhi's Graded Stories for Intermediate Students, Level 4 だそうで、語数を抑えながら、ハール(状態)、絶対目的語等、いくつかの文法項目にも重点を置いた作りになっているとのこと。「本を書いている」と言っていたのは、これのことだったのかもしれません。

 本は、上記リンク先からも買えますし、いずれはアマゾン・ドット・コムでも買えるようになるようです。

 メーリング・リストのメールのおかげで、アフメドのメール・アドレスもわかったので、ちょっとメールを送ってみようかと思います。

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