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アラビア語に興味があります。

 イランはペルシア語の国です。トルコはトルコ語で、現代トルコ語はローマ字で表記されます。

電子辞書を買い損ねた

2004年09月26日 05時53分43秒 | 夏休みの旅
 この夏休みの旅の目的のひとつに、アラビア語の電子辞書を買うことがありましたが、買い損ねました。
 買うとしたら Al-Mawrid と思っていましたが、実際に Al-Mawrid を使っている留学生から、
「例えば、『広辞苑』の電子辞書だったら、電子辞書があれば、もう紙の『広辞苑』はいらないわけですよね?
 でも、Al-Mawrid の場合は、紙の辞書に載っている情報が、必ずしもすべて電子辞書に反映されているわけではない(例えば、動詞第1形の未完了形の母音が載っていない、など)ので、紙の辞書も必要になるんですよ」
と力説され、それは既にあらびあご どっとこむを読んで承知していたこととはいえ、ちょっと買う気が弱まったこと。
 また、アモーレ丸山氏とバドル・スクールに行ったとき、見せていただいた Najm7900スーパーに、白黒画面ですが、テトリスが付いているのを見せられ、良いなあと思ってしまったこと。
 そして、不覚にも風邪を引いて、いろいろと時間が足りなくなってしまったこと。
 このあたりが、電子辞書を買えずに帰ってきた理由です。

『秋の童話』大好評、『冬のソナタ』はラマダーン明けに

2004年09月26日 03時01分21秒 | 夏休みの旅
 朝鮮語科卒の先輩から、また教えていただきました、こちらの朝鮮日報の記事によれば、エジプトで、『秋の童話』は大好評のうちに最終回の放映を終えたとのこと。私の周りでは知名度はいまひとつの感じでしたが、何しろ、聞いた相手が、夜遅くまでホテルで働いている従業員さんなど、ゆっくりテレビなど見ていられない人々だったのが間違いだったのでしょう。

 在エジプト韓国大使館では、特設電話と特設メルアドを設けて、『秋の童話』に対する、エジプトの皆様のご意見・ご感想を募集していましたが、上記の記事によれば、400以上の電話とメイルが寄せられたとのこと。インターネット環境が劣悪だったり、そもそもコンピューターを持っていない家庭の多い南部の地域からは、手紙が多数届いたそうです。
 エジプトの視聴者たちは、ドラマを通して韓国や韓国人の美しさを見、また家族の絆や尊敬の心など、エジプト人と共通する価値観を見出したと述べているそうです。ただ、気になったのは、イ・ギソク書記官の言葉。
「イラク派兵で韓国に対して否定的な認識が広まった状況での
 『秋の童話』の放送は、最高の広報効果を発揮した」
イラク派兵を『秋の童話』でごまかすような使い方は嫌なんですが。良く解釈すれば、イラク派兵だけが韓国のすべてではないことを、エジプト人にわかってもらえた、といったところなんでしょうか。

 上記記事によれば、ラマダーン終了後、今度は『冬の恋歌』(日本タイトル『冬のソナタ』)が放映されるそうです。

カイロの語学学校、バドル・スクールの授業風景

2004年09月26日 02時28分39秒 | 夏休みの旅
 バドル・スクールのアラビア語初級クラスの授業は、先述のとおり、文字と発音の説明と練習から始まりました。風邪を引いていたので、アラビア語の子音の発音練習はちょっとつらかったのですが、皆と一緒に発音していました。
 全般的には、先生がお元気で、活気のあるクラスで良いなあと思いましたが、「む?」と思った説明などもなくはありませんでした。

 例えば、ث, ت, ب の説明とともに、ي, ن の説明もあったのですが、前者3つと同じく平たいお皿を書いて、その上に点を1つ打って「な!」と発音し、平たいお皿の下に点を2つ打って「や!」と発音し、「同じ形だ」とおっしゃっていたこと。ن の本体は、ث, ت, ب と違ってもっと円いし、平たいお皿の下に点2つという形は、そもそもアラビア語にないのですが。
 この5つの文字をまとめて教えてしまいたいという意図はわかるのですが、ちょっと賛成できないと思いました。ただ、もう少し説明が進み、ن の尾字形の話になったときなど、
「平たくせず、円く書きなさい」
と、きちんと指示をなさっていましたので、初学者向けの方便だったのではないかとも思われます。

 母音記号の説明をほとんどなさらずにいたのも、印象的でした。そして、さっさと2文字からなる単語をいくつか導入(عم, أب, أم, فم , دم , بط など)なさり、せっせと発音練習。最後に、黒板にアラビア文字をいくつか書いて、
「次の文字を組み合わせて、アラビア語の単語を作りなさい」
と練習問題が出されました。

 とにかく、バドルはほぼ毎日のように授業があるので、時間的にも余裕があるようで、羨ましいかぎりです。週1回の授業では、説明だけで時間がぎりぎりで、なかなか練習時間がゆっくり取れませんが、できるだけ、バドル・スクールのような、練習時間の多い授業に近づけたいと思います。

国立アラビア語学校バドル・スクールへの潜入記

2004年09月26日 01時53分02秒 | 夏休みの旅
 さて、バドル・スクール潜入?に成功した私は、正規の学生であるアモーレ丸山氏の隣に座ってクラスの様子をうかがっておりました。すると、先生が、学生一人一人の名前を、順番に確認していらっしゃるではありませんか。私は、手続きを何もせずに来てしまったので、学生証の発行も何も受けていません。まずい状況かも、と思いましたが、アモーレ氏いわく、
「なあに、まだ大使館からのレター(入学手続きに必要)を貰っていない、と言えば良いんですよ」

 実際、それで済んでしまったのですが、「語学学校見物と思って、気軽に来てしまったけれど、私はつまり、授業料を払わずに授業を受けてしまうことになるんだなぁ」と、ちと反省しました。見物は、本日だけにしませう、と思いました。

 初授業のご担当はイーサー博士。アイン・シャムス大学の先生でいらっしゃるそうです。授業の内容は、文字と発音の説明と練習でした。ご説明の方法などには、「ん?」と思わされる部分もなくはなかったのですが、なかなか活気に溢れた、お元気な先生でした。
 しかし、アモーレ氏によれば、もうひとりの先生は、「まるでやる気なし」の先生で、クラスもだらけた雰囲気になるようです。やっぱり、授業というのは、まず先生が元気でなければいけないんですね。

日本でのアラビア語教育のお話をちょっと

2004年09月21日 22時22分39秒 | 夏休みの旅
 この前の日曜日の午後、カイロ・アメリカン大学の修士課程の、アラビア語教育法の授業にお邪魔して、15分くらい、日本のアラビア語教育のお話をさせていただきました。いや~、英語ができないと困ることが多いのですが、自分が困るだけでなく、人様に迷惑を掛けてしまうのだということを痛感しました。
 内容としては、アラビア語が専攻できる大学は日本に3つあること、その他の大学でも、アラビア語を開講するケースが増えていること、NHKのラジオやテレビで、アラビア語講座が始まったこと、といった程度です。NHKテレビのアラビア語講座が、深夜とか、土曜日の朝早くとか、変な時間に放映されることについて、
「仕事をしている人でも、アラビア語を勉強できるように、という配慮ですか?」
と質問されて面食らいました。そういう解釈もありなんでしょうか。私などは、
「良い時間帯は、みんな他の語学に持っていかれてしまって、アラビア語には、こんな変な時間帯しか割り当ててもらえなかったのだろう」
などとひがんで(?)いたのですが。
 最後に、東京外国語大学の言語モジュール(エジプト方言会話モジュール)を披露したところ、素晴らしい教材だと誉められました(といっても、私はこの会話モジュールの作成には、ほとんど関わっていないのですが)。何か、うちの大学って、素晴らしいものを作ったのかもしれない。なお、そのとき偶然、シリア方言会話のモジュールもアップされていたのを発見しました。
 拙いプレゼンテーションでしたが、皆さん、日本のアラビア語教育について、もっと知りたい、メイルアドレスを教えてくれと言って下さいました。ありがたい話です。

 また、内容とは関係ない話ですが、授業が行なわれたのは、コンピューター画面を写し出す大きなスクリーンが2つもある講義室でした。こうした smart class というのが、エジプトでも重視されているようです。素晴らしいのですが、クーラーが強力に作動しており、風邪の治りかけの身にはつらかったです。
 

カイロ・アメリカン大学図書館

2004年09月21日 22時05分26秒 | 夏休みの旅
 今日の午前中は、カイロ・アメリカン大学の図書館に行ってきました。ここの図書館の空調は、暑からず寒からずで、私が留学していた当時も、日本人研究者の先生方の間で評判が良い温度調整でした(希少書籍図書館は、凄まじい冷え具合だそうですが)。
 空調はさておき、アメリカン大学の図書館は、ほんとにいろいろな書籍・雑誌が揃っていて便利です。もちろん、全ての書籍がコンピューターで検索できます。留学時代、どれだけこの文献を活用できていたかなあと、反省しても後悔先に立たず。さらに、こんな素晴らしいデータベースまで登場です。ただし、学外からの利用は、カイロ・アメリカン大学のサーバーにダイヤル・アップしなければできませんので、実質的に不可能です。確か、Index Islamicus も学内でのみ利用できるはず。もう少し、腰を落ち着けて来てみたいです。はぁ。
 あと、瑣末な話。複写料金は、1枚20ピアストルですが、A3のみ30ピアストル。

『秋の童話』と『冬のソナタ』

2004年09月21日 21時47分16秒 | 夏休みの旅
 朝鮮語科卒の先輩から、朝鮮日報日本語版のURLを教えていただきました。今年8月6日の記事で、エジプト国営放送で『秋の童話』と『冬のソナタ』が放映される予定であること、これは中東で初めての放映になることを報じています。私が読んだ何かの日本語記事のネタがこれだったのでせう。
 残念ながら、明日の夜(正確には、明後日の早朝ですが)エジプトを去るので、アラビア語字幕付き冬ソナを見ないまま終わりそうです。

韓国ドラマ『秋の童話』

2004年09月20日 23時43分43秒 | 夏休みの旅
 実はまだ、実際の番組は見ていないのですが、現在、エジプトの第2チャンネルで、『秋の童話』(『冬のソナタ』の前作)が放映されているそうです。アラビア語タイトルは、خريف في قلبي で、朝鮮語科卒の先輩によれば、これは英語タイトルのAutumn in My Heart の直訳だとのこと。
 エジプト時間の昨日と今日の午前11時から午後2時まで、在エジプト韓国大使館では、特設電話と特設メルアドを設けて、『秋の童話』に対する、エジプトの皆様のご意見・ご感想を募集していました。アハラーム新聞に、内線番号まで載っていたのには驚きました。
 エジプト人の反応はどのようなものなのでしょう。ちなみに、友人夫妻に聞いてみたところ、夫君は、
「ほとんど見ていないが、『おしん』と違って、ストーリーのフォローが難しい」
と言い、奥様は、
「『おしん』も『秋の童話』もどちらもまともに見てないので何とも言えない」
とのことでした。
 また、コンピューターのウィルス・チェックをしていた、宿のスタッフの人に、
「ハリーフ・フィー・カルビー、見てる?」
と聞いたところ、
「何じゃそりゃ?」
ということで、まったく会話が成り立ちませんでした。

カイロの語学学校、バドル・スクールの授業が始まる

2004年09月19日 17時48分33秒 | 夏休みの旅
 バドル・スクールの授業が始まります。午後2時半過ぎに、バドル・スクールの学生であるアモーレ丸山氏のホテルに赴き、学校に連れて行っていただくことにしました。丸山氏は、気分を新たに勉学に打ち込むため、ホテル近くの文房具屋さんにて、くまのプーさん柄のスパイラル・ノートと、鉛筆を2本購入しました。午前中と同じ、白いガラベイヤ姿です。
 バドル・スクールは、地下鉄のドッキー駅とベホース駅の間だそうですが、わずかにベホース駅の方に近いそうです。ベホース駅で降りてから、丸山氏は、途中のパン屋さん(日本のパン屋さんと違い、パン焼き釜を店舗内に備えており、焼きたてパンを供する)で、ピザパンを2枚購入、1枚を私にごちそうして下されました。しかし、はてしなく不器用な私は、パンをかじりつつ、前方確認をしながらまっすぐに歩くということが大変困難であり、なかなかパンが減りません。
 学校の校門に着きましたが、まだ半分くらいしか食べ終わっていません。さらに、パンの真ん中にのせてある青唐辛子が辛くて、食べる速度がさらに遅くなります。
 丸山氏の説明では、バドル・スクールは、お昼までは小学校で、午後から夕方、その校舎を外国人向け語学学校として使っているとのことでしたが、実はどうも中学校のようでした。時刻は午後3時を少々回ったところ。既に多数の生徒が、先生らしき方々と、建物を入ったところでたむろしており、パンなんかかじってる場合じゃない感じ。ともかく、ひたすら丸山氏の背中を追いかけていると、感じの良い日本人男子留学生にお会いしたりして、かじりかけのピザパンがとっても恥ずかしいなあ。
 ともかく、パンを右手に持ったまま、丸山氏と一緒にファースト・クラス(最初級のクラス)のお教室に入り、一緒にいちばん後ろの席につきました。
 すでに先生がいらしています。先生の目を盗みながら、何とかピザパンを食べ終えました。大変だったけど、おなかいっぱいで幸せ。(つづく、インシャーアッラー)

カイロの語学学校、バドル・スクールが始まる

2004年09月18日 19時40分03秒 | 夏休みの旅
 今日から、カイロにある国立のアラビア語学校、バドル・スクールが始まるそうです。バックパッカー界で有名なアモーレ丸山氏が、入学手続きに行くとのことなので、午前中、いっしょにワフディーン(高等教育省)に行ってきました。私のかつての留学先は、カイロ・アメリカン大学でしたので、ワフディーンに来る用事はまったくなく、今日が初めてのワフディーン行きです。
 しかし、授業開始当日が入学手続き日、というのもなかなかスリリング。
 ワフディーンは、噂通り古びた小さいビルで、初めて来た人は、必ず見落とすでしょう。先達はあらまほしきかな。位置としては、サアド・ザグルール廟の正面のビルですが、入り口は、廟を背にして右側になります。

 白いガラベイヤの裾をたくし上げて豪快に歩く丸山氏は、昨年もバドル・スクールに通っていたため、事務手続き等の勝手をわかっており、手続きは10分ほどで済んでしまいました。
 まず4階へ直行。そこで、昨年の学生証やパスポートのコピー、証明写真3枚などを手渡すと、地階のマダム・ハビーバのところで、150ポンド50ピアストルを払えとの指示。言われたとおり、地階に引き返して、マダム・ハビーバを探し出し、お金を払うと、領収書をくれるのですが、
「名前は?」
「まるやま」
「マルヤム!?」(マルヤムは、聖母マリア様のマリアに当たる名前。つまり女性名)
「まるやまっ!」
「マルヤム?」
「まるやまっ!」
「はあ、まーるーやーま~」
と、名前をわかってもらうのに一苦労。さらに、150ポンド50ピアストル払ったはずなのに、領収書の額面が150ポンド40ピアストルになっているのもまた不思議。まあ、手数料でしょうね。
 その領収書を持って、また4階に上がると、学生証(厚紙に証明写真をホチキスで留め、割り印というかゴム印を押したもの)が発行されます。丸山氏は、去年は落ち武者ヘアだったのが、今年は普通の短髪になっていたため、受付のおばさまに驚かれていましたが、手続きに支障をきたすほどではありませんでした。
 これを再び地階のマダム・ハビーバのところに持っていき、ハンコを押してもらいました。受け取った学生証を点検すると、苗字が「もるやま」になってしまっていましたが、ご本人はあまり気になさっていない模様。というわけで手続き完了です。

 ワフディンの前の通り(サアド・ザグルール廟を右手に見る)をまっすぐ左に行けば、カスル・エル=ニール通りだとのことなので、いったんそこで丸山氏と別れました。午後からの授業にも、また見物に連れていっていただく予定です。

アーデルおじさん、メトロを修理する

2004年09月18日 19時14分58秒 | 夏休みの旅
 今、泊まっている某ひとつ星ホテルの従業員、アーデルおじさんは、皆から مهندس モハンデス(=技師、エンジニア)と呼ばれています。電気系統の故障は全部、アーデルおじさんが担当して、見事修理するのです。最近だと、食糧保管用のフリーザーの修理、あと廊下の蛍光灯の修理(内部のトランジスタ?か何かを交換していた)をこなしていました。
 ホテルの同僚によると、ある日、アーデルおじさんの乗っていたメトロが停車、立ち往生してしまったそうです。ところが、それをアーデルおじさんが見事復旧させ、翌日の新聞でそれが報じられたとのこと。数ヶ月前のことだったそうで、「みんなでパーティーを開いた」という話でした。
 昨日、アーデルおじさんに、
「メトロを修理して、新聞に名前が載ったんですってね」
と言ったら、
「新聞になんか出ていないよ。お前はからかわれたんだ」
とのこと。さらに、
「それに、メトロって言っても、ヘリオポリスのメトロだよ」
カイロでメトロというと、地下鉄と路面電車と両方の意味があるのですが、アーデルおじさんが修理したのは、路面電車の方だったのです。話によれば、どうもブレーカーが落ちたような状態になったらしく、おじさんは、それを見破って見事、路面電車の運行を再開させたのでした。いずれにせよ、お手柄だと思いました。

 カイロの路面電車は、運転間隔が長く、スピードもゆっくりで、お急ぎの方には不向きです。路線もだんだんと縮小されてしまっています。一昔前は、アメリカン大学で授業を受けていると、ちんちん電車の音らしきものが聞こえ、都電を思い出して郷愁に駆られたこともありましたが、今では音が届かないでしょう。

十字架の形

2004年09月18日 18時53分00秒 | 夏休みの旅
 エジプト留学中に、学校の遠足でカイロ市内や近郊に連れていってもらう機会が多々ありました。そのときの説明では、コプト正教会の十字架は、あなたたちの馴染んだカトリックなどの十字架と違い、
1)縦横の軸が同寸法である(カトリックなどでは、縦軸の頭が短く、胴が長め)、
2)端が花弁状に開いている(カトリックなどでは、つぼんだまま)、
との説明を受けました。縦横同寸法に作ってあるのは、神の完璧さを表すため、十字架の端を花弁のように三分裂させてあるのは、三位一体の奥義を示すため、との説明だったと思います。
 それで、てっきり、オーソドックスの教会は皆、そういう十字架を使っているのだとばかり思い込んでいたのですが、ギリシア正教会の十字架は、どうも縦横同寸法ではないようでしたし、必ずしも、端が三つに割れたものばかりでもありませんでした。

ギリシア・コーヒーとトルコ・コーヒー

2004年09月16日 19時11分43秒 | 夏休みの旅
 今、トルコ・コーヒーを飲みながら、ブログを打ち込んでいます。例の、どろどろコーヒー(コーヒー豆を直火で煮出し、カップのそのまま注ぐ)です。ギリシアで、ギリシア・コーヒーと呼ばれていたコーヒーと、私の舌では同じようなものに感じます。ただ、美味しんぼのような鋭敏な舌ではないので、自信はありませんが。
 エジプトでは、
「トルコ・コーヒーを一度に大量に飲むと良くない」
と、デミタス・カップのような小さいカップでした出てこないのに、ギリシアでは、「ダブル」といって注文すると、普通のコーヒー・カップに入ったギリシア・コーヒーが出てきます。
 お砂糖の量は、エジプトだと、サーダ(お砂糖抜き)、マズブート(中くらい)、ズィヤーダ(増量)の3段階です。ギリシアでは、一回「たくさんか、ミディアムか」と聞かれたことがありますが、あとの2~3回は、お砂糖の量を聞かぬまま、エジプトでいうマズブートくらいの甘さのコーヒーを出してくれました。

ピラミッド通りのミクロバス

2004年09月16日 18時59分19秒 | 夏休みの旅
 昨夕、ピラミッド通りで、タハリール広場方面に向かうバスをぼんやり待っていたところ、スフィンクスとギザ広場の間を往復するミクロバスの中に、EUのお星さまマーク入りのナンバー・プレートを付けたものが混じっているのに気付きました。どの国から来た車体かはわかりませんが、こんなところで第二の人生を送っているのですね。