「一歩」

大和の故郷、海猿の町「呉」

入船山

2013年02月14日 | 日記

呉市内にある入船山記念館に
金唐紙が貼られています。

金唐紙は高級な壁紙で17世紀日蘭貿易によって
日本にもたらされました。
当時は皮で作られた金唐革紙(きんからかわし)でした。
和紙で明治5年(1872年)に東京日本橋の竹屋商店が
金唐紙の製造に成功しました。

旧呉鎮守府司令長官官舎(国重要文化財)





入口正面の歩道の石は日本で6番目に開通した呉市内電車の
敷石です。
市内電車は明治42年から昭和42年までの
57年間運行されていました。



大正10年 旧海軍工廠造機部の
屋上に設置されていたもので修理し今も時を刻んでいます。



旧呉鎮守府司令長官官舎として
明治22年洋風木造総2階建てが建てられました。
明治38年芸予地震で崩壊 同年その資材を
              利用し、現在の建物が建てられました。
戦後10年間占領軍の司令官官舎として使用され
その時に壁や天井の金唐紙は白いペンキで塗られました。







屋根は国産天然スレート
宮城県石巻市雄勝町産
雄勝町は昔から硯の産地としても知られています。



金唐紙の貼られた部屋





左側はペンキを取り除いた金唐紙
右側の色の濃い紙は復元したものです。



版木
金唐紙は版木の凹凸模様に(金、銀、スズ)の金属箔をあてて作ります。



復元された金唐紙



官舎






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