ニコニコ堂治療室の日々是好日

山形県鶴岡市の鍼灸マッサージ治療室。毎日の出来事やお知らせを綴りたい。

続・先生の紹介で連れられてきた話

2015年11月17日 | 日記

 さて、医者先生に連れられてきたひとは、今まで肩が凝るという自覚はほとんどなかったが、ここ1年くらいで自覚するようになり、1~2か月前からひどいなと感じるそうです。

 張って苦しい感じが強く、漢方薬を処方されているが、効いているやらいないやらよくわからないと言っています。

 

 お話を伺うと、フルタイムで普通の勤務をこなしているようですし、見た感じや声の調子からも虚弱な感じは見受けられません。食欲や通じ、睡眠や既往歴などを伺いつつ、探りを入れると、何かと「頑張らなくっちゃモードが途切れる暇がない」という ハードな状況が長いこと続いていることがわかりました。

 

 プライバシーにかかわるため詳細は割愛しますが、毎日の仕事や暮らしがそれなりに回せているので、そう深刻には考えていなかったが、実はかなり疲労の度合いが強かったようでした。

 

 連れてきてくれた先生は、「ハリでも何でも…。」とおっしゃっていましたが、本人によく聞くと「ハリはちょっと・・・。」

 「仕事柄人には注射できるのに、自分はハリ刺されるのは怖いんです。」ということでしたから、これは仕方ない。全身をゆっくり指圧でゆるめていきました。

 

 途中からはお休みモードのスイッチが入って、ぐっと眠気が襲っていたみたいですが、治療が終わってみるとどうでしょう!背中や肩の楽なことと言ったら、夢のようです。

 「軽いってこういうことなんですねぇ・・・。」と、しみじみ嘆息。

 

 「この次はハリも試してみます。」とルンルンお帰りになりました。

 

 「未病治」の手掛かりは、こういうところにあるのだろうなと思えた出来事でした。

 


この記事についてブログを書く
« 先生の紹介で連れられてきた話 | トップ | 焼き畑の赤かぶ »