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回顧と展望

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mission accomplished

2024年07月17日 14時32分19秒 | 日記

子供もおらず、奥方にも先立たれた叔父から後事を託されたのが3年ほど前。父のすぐ下の弟で父が生前特に親しくしていたことから、たっての頼みということで断ることもできなかった。2年半前に94歳で亡くなり、仏事全般は父が総代を務めていたR寺の理解と支援もあって恙なく進めることが出来た一方、大きな課題となったのが叔父が残した相当額の遺産の処理。

もう少し後でも、と思ったのだろうか、最後まで元気だった叔父は遺言を残すということをしなかった。そのため法律にそった遺産分割となり、調べてみると相続人は総計で24人、かつ、遺産は預金や有価証券、自宅および賃貸物件という多数の不動産と多岐にわたることが判り、大学の同期の友人が代表を務める民事に強い弁護士事務所に頼んで手続きを始めたのが2年前。

勿論弁護士は法律上の助言はしてくれるものの、不動産売却となると自分が主導しなければならない。幸い、S不動産販売とは以前から付き合いがあったので査定をしてもらうと一番の高値を出してきたのでそこに売却を依頼。途中紆余曲折はあったものの、最終的には路線価の倍以上の価格で売却することが出来た。

ロンドンにいる間にすべての処理が終わり、このほど相続人への遺産配分が予定通り終了した。多数の相続人との交渉や遺産分割の手続きを事務所を挙げて滞りなく進めてくれた友人には感謝しかない。

殆どの相続人は叔父とは交流がなかった。そこへ突然相当額の遺産が、あたかも天から降ってくるように転がり込んできたことになる。ディケンズの「大いなる遺産 Great Expectations」を地で行くような、というのは少し大げさか・・・。

6月15日、イギリス国王の公式誕生日を祝うThe trooping of the colourでのチャールズ国王。

 

何度見ても新しい発見のあるレ・ミゼラブル

選手権を控えたウインブルドン、センターコート

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6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (risukurumi48は)
2024-07-17 15:24:06
リコです、
本当に遺産の事務は大変ですね
私の実家は姉が先になくなったので私が整理しました
、子どものいない私達夫婦は、今できることは済ませました

暑い夏、くれぐれもご自愛ください
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Unknown (popra)
2024-07-17 18:31:08
イメージとして、イギリスの小説にこんな遺産相続の話とか、ありそう😲

ダウントンアビーでも、こんなエピソードがありましたよね⁉️メアリーの夫になる人が登場するのがそんな事情からだったような❔しばらくダウントンアビーを忘れていたので、その登場人物の名前忘れました‼️途中で事故で死んでしまう人😓

いろんな手続きのことを聞くと、死ぬのも大変だと思います😓😓😓
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Unknown (harborside)
2024-07-19 13:18:39
リコさま
コメントありがとうございます。
24人も相続人がいて遺産分割がこんなに円滑に完了するのは奇跡だ、と弁護士事務所に言われました。
相続は人間関係の縮図といわれるのももっともだと思いました。
全てが終わって更地になった土地を見ると改めて人生の無常を感じますね。
出来ることはすべて手配されたという、何事にも用意周到なリコさまらしいお話に感心しました。
梅雨明けの猛暑、どうぞご自愛ください。
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Unknown (harborside)
2024-07-19 13:43:56
Popraさま
コメントありがとうございます。

たしかにイギリスの小説には遺産が絡んだものが多くありますね。遺産相続で一夜にして(億万長者になるといったように)人生が劇的に変わってしまうというところが読者に夢を与えるのでしょう。また、遺産を巡る人間模様が小説家の想像力を掻き立てるのかも知れません。もっとも今回は劇的なことが何も起こらなくて良かったですが・・・。
ダウントンアビーは、言ってみれば伯爵家の相続をめぐる物語と言ってもいいのではないかと思います。
グランサム伯爵家を破産の危機から救ったのはマシュー・クローリーのスペイン風邪で亡くなった婚約者ラヴィニアが相続した財産でしたし、そのマシューが交通事故で突然死去、ただし伯爵家の相続は彼とメアリーの間の第一子で安泰、という話でしたね。
手続きは大変ですが、(今回の経験からは)良い法律事務所を見つけることが出来ればそれほど心配しなくて済みそうですよ。
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Unknown (michi)
2024-08-05 07:08:39
本当に、なんだかミステリー小説のようですね。24人の相続人、、、
それにしても、相続がスムーズに行われるなんてさすがharborside さまとそのご家族としか言いようがありません。
今まで何度も揉め事をみてきて、こんな時くらい故人を偲べないものか、と憤慨したものです。
ひと段落したとのことですが、お身体に気をつけてお過ごしください。
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Unknown (harborside)
2024-08-06 18:06:29
michiさま
コメントありがとうございます。
難しいパズルを組み立てる時のような、神経をすり減らす局面がありましたが、今回これほど多数の相続人が特に異議を唱えなかったのは多分に私の父の威光があったのではないかと思っています。なのでこんな重責は今後引き受けたくないですね・・・
改めて遺言書を残すことの大切さを実感しました。
(それはそれでドラマが生まれそうではありますが
michiさまも引っ越しのお疲れが出ませんように。
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