モスクワ空港の乗り換えラウンジにいるとつたえられているスノーデン容疑者に対して、ベネズエラ他中米2か国が政治亡命を受け入れることを表明しているが、ロシアに対する政治亡命を取り下げたのと同様、スノーデン容疑者が亡命申し入れを取り下げる可能性は極めて大きい。これら独裁国3か国に移されたら、その独裁者たちによって、今後如何様な理由をもって反逆者とされ、正統な裁判を受けるまでもなく処刑される可能性が極めて大きいからだ。犯罪者を匿う犯罪者集団が内部リンチによって当人が処刑されるのはごく自然なこと。
もっとも、スノーデンとしては、これら3か国に拉致されないよう、米国がモスクワと中米の間の各国の領空通過を不可としているから、実際の移動は困難で、結果として守られていることになる。中米と言う苦界にスノーデンを放り込むほど米国は自国民に冷酷ではない。