映像詩

デジタル映像による心の表現
(映像作品制作を通して感じたこと)

4349-江戸絵画に遊ぶ

2024年07月06日 | 30秒の心象風景

 複数回取り組んで来た広重の東海道五十三次の映像編集で、江戸絵画の楽しみ方の幅が広がってきたように感じています。そこで、風景絵画といえば、やはり北斎をもう一度楽しんでみたいと富嶽三十六景を一作ずつ映像編集してみることにしたのです。その魅力は情緒豊かな広重とは随分趣が異なるものです。絵画における表現の自由な取り組みを感じていた北斎の絵です。2度目となる映像編集を機会に、広重の作品とは異なる色んな観点で楽しめることを期待しています。第1作目は江戸日本橋です。広重の絵が頭に残っている状態で、北斎の日本橋を見ると、その構図の大胆さに驚きます。見どころ満載です。まず遠近法が面白い。何かちょっと不安になる構図です。手前で画面からあふれ出そうなのが日本橋の雑踏という。北斎はこんなことを思いつくのですね。ちょっと、シュールリアリズムの絵画を思い起こします。

 


30秒の心象風景28174・江戸日本橋~北斎の富嶽三十六景~
https://youtu.be/UcV1N-J42PY

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