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Happy Charming Life 徒然ブログ 2005~

yaplog 終了により、goo blogお引越し。2005年からの備忘録として大切にしていきたいです。

山本太郎さんのメッセージに同感です。

2011-05-18 22:37:29 | インポート
今回の原発事故についての山本太郎さんの福島の方々に向けてのメッセージです。You Tubeでご覧下さい。私は彼とまったく同じことを考えてきました。福島の同僚と知人にも同じことを言いました。が・・・現実は、世の中が普通にまわっていて、どんなに高濃度の汚染地域でも日常生活を平静にしているのが、日本の現実です。ロシアのチェルノブイリでさえ、280キロ圏内は避難地域でしたから、ロシアならもはや東京も神奈川も避難地域ということになっていたでしょう。



今もますます深刻・・・原発はいらない

2011-05-18 06:46:33 | インポート
私はず~っと、関東も被災者だと思っていました。なので、東日本大震災の復旧、復興は早急に進められるべきとは思ってますが、今もなお深刻な原発をどうにか一段落できないと、東北だけでなく関東も地震以外の放射能で被災者になるのだと危惧しています。東電は事実を把握できていないし、解決法も見つかってないのではないか?と危惧しつづけたところ、やはりその通りでした。3.11のメルトダウンからもう2ヶ月以上たって、実は何もわからない、解決してない、1つだけじゃなく3つのメルトダウンという世界初のあり得ない事実が明るみになってきているとは、本当に知らなかったなら、隠しているよりタチが悪い状況です。もはや、チェルノブイリの放射能より拡散は上回っているのか?上回ることは確実だと思います。なぜって?ちょろちょろとず~っと流れ続けていくのですから。チェルノブイリより事態は深刻なのです。なのに、20km圏内の人々しか避難指示が出てないのも、おかしな現実です。

放射能レベルの値も本当かどうか?疑わしいと思ってます。最近のニュース番組の中で、郡山の運動場や公園の放射能レベルをレポーターが計ってましたが、ピーピーピーと針が振り切っている場所も多々あり、その音はもう規定レベルを超えてますという警告なんです。公園の砂場や滑り台で遊んでいる子供の親に「ここで遊んでいて、大丈夫ですか?」と尋ねたところ、その親達は「室内でストレス溜めるより、外で遊んだ方が子供にもいいんです。20ミリシーベルトまでいってませんから、大丈夫です。」って明るく返答していました。そのレポーターはテレビ局の人のようでしたが、その彼でさえ「ええっつ???」とガイガーカウンターを手にしながら、無言でのけぞっていました。。。針が振り切っているのに、親が子供を外で遊ばせてるんですよ~。5年後、10年後、20年後の健康について、想像力がなさすぎです

日本人は忍耐強く、楽観的で、最悪の事態を想像することができない国民性なんでしょうか?80km圏内は避難してもいい地域なのですから、余計に防衛してもらいたいと思います。それも今だけじゃなく、ほぼ30年以上でしょう。

MBSラジオ「たね捲きジャーナル」という番組に昨日も京大の小出先生が出ていた。このラジオ局は関西のラジオのようですから、東電管轄ではありませんので、以前から原発族ではない小出先生をゲストにお招きしています。というか、お招きし続けているようです。いつも電話での出演のようですが、福島第一原発の深刻な状況について理解するためには、聞いた方がいいです。その要約を転載します。

最近、関東のメディアも実はメルトダウンしたということを受けて、ようやく真実を伝え始めたところ・・・まだまだ東電をかばっていますが、時間の問題です。東電がTVやメディアの広告をやめていくと、メディアも東電の肩を持たなくなるからです。大きなスポンサーだった東電ですから、TVに出てくる原発の学者も東電かばいの学者が沢山いました。深刻な事態だというのに、安全ですみたいな平然と解説している学者ばかりです。キー局のメディアも含め、その学者達は被爆した人々(もうすでに関東にいる私達も被爆程度は差があれ、内部被爆もありうる)に対して大きな罪を犯しています。どう謝罪するのでしょうか?真実を伝えるのがメディアの役目だというのに・・・。

今、TBSのみのもんたの番組を見ていますが、なんと小出さんに東電の工程表について、コメントを求めています。たった数言ですけど。いつもの楽観的な東大の寺井教授にも聞いていますが、他に九州大学の教授にも聞いています。小出さんがTBSに出てきたということは、メディア側の大きな変化がこれで伺えます。そう・・・世論を踏まえて、もはや東電の肩を持ち続けるわけにはいかないということ、東電の広告費の削減ということでしょう。

こんな非常事態に自分で情報を集めることもしなくて、ただ不安になっている人々、不安にさえなっていない人々・・・日本は摩訶不思議な状況です。以下、ラジオ番組の内容を伝えてくれていますので、転載します。


要約(転載)

『深刻な事態』(32)京大原子炉研・小出裕章さんの話

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小出先生のお話、原子炉を冷やすのを、水棺ではなく、無理で断念、放射能を含む水を循環させる方法にしたのですが、小出先生のずっと前に言っていた案 になり、ばかげた時間の浪費で、水棺が無理だと東電福島の人も、初めから無理とわかっていたのに、なぜ水棺にこだわったのか、理解できないのです。専門家 のまともな意見が反映されないのか分からない、汚染水も9万トンになり、ずいぶん前にタンカーと言っていたのに、何もなされず手をこまねいていて、誰が実行しているのか、理解できないのです。

 6月に集中処理施設を作ると言うのを、柏崎に持っていくのと同じだが、6月に作るのは、とてつもない高濃度の汚染水であり、大変な処理施設を作らないといけない、柏崎の正式な処理施設でも処理できない恐れもあり、しかも汚染水は年内に20万トンになり、仮設タンクも間に合わず、地下に染み込み海へ出るのです。新しい工程表は願望に過ぎず、政府が工程表を出せと政治的な産物として出たのではないかと言うことです。

 東電の持つ膨大なデータが出てきましたが、膨大すぎて検討できていない(泣)、1号 機の、津波の前に非常用復水機(冷却水を入れる)が動いていたのに手動で止めた可能性、よく分からない、止める理由もない、トラブルがあり自分で止まった のではないか、しかし、これが動いても、電源が絶たれており、原子炉は壊れる運命だったのです。電源なし(ブラックアウト)があれば、原子炉の破壊は必然 なのです。

 1号のメルトダウン以外、2,3号機のメルトダウンは、1号機も炉心の半分水があると言ってきて、しかしなかった、2,3号機も水位計を見たら水がなかつた可能性はあるのです。3つ のメルトダウンは世界に例がなく、未知の世界であり、圧力容器の底に穴が開いている可能性、炉心に水がないのは、中性子計測系などの、底が抜けている可能 性が高く、核燃料が融け出している可能性は、今分からないのです(今までの計測地が正しいなら大丈夫だが、何が正しいか分からないのです)。今でも、水を 流し続けるしかなく、圧力容器の温度計も間違えている恐れもあるのです。信頼性のあるデータが何か、分からないのです。どんな推測も無意味になるのです。

 テニネチウムという放射性物質、3号機の汚染水に出たのですが、普通は問題にならない、モリブデン99が出たときに出る放射能で、原子炉構造物が放射性を受けて出るもので、圧力容器の融けていることを示し、MOXには関係なし、他の原子炉から出る可能性もあります。テクネチウムのことで、圧力容器の、原子炉構造内の損傷の証拠です。

 再臨界の可能性、なぜないかは、沸騰水型で、日本の原子炉は、炉心の形状が正常なときに核分裂して、これが壊れると臨界になりにくくなる、そのため、炉心が崩れると、臨界が起こりにくくなるのです。塩素38のことで再臨界を疑ったものの、これからも、臨界はないと思うが、再臨界完全にゼロとはいえない者の、ゼロに近いと思われると言うことです。

 融け出した燃料、炉心が全て露出していたら、炉心は必ず融けて、厚さ16cmの 容器を抜けて、水も漏れる、とけた燃料が格納容器に落ちたものの、そこに水があったはずなのに、「アンパン」、アンコ=融けたウラン、その周りにクラフト 状に水が固まっていて、水と接しているところだけ固まり、中が融けている(ここは高い熱を持つ)、この高温部が格納容器に接したら格納容器の外へ出て、そ の横に4000トンの水があり、ウランと水が建屋に流れてしまうのです。しかし、それでも水は入れないとダメなのです。