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Happy Charming Life 徒然ブログ 2005~

yaplog 終了により、goo blogお引越し。2005年からの備忘録として大切にしていきたいです。

自然と宇宙からの放射線の高いインド

2011-05-11 22:29:11 | 原発
5月5日付けのThe Hinduというインドの新聞の記事をクリックしてみてください。「私達は放射線の海に居る」という記事です。インドは日本人が到着すると、空港で放射線検査をしたり、日本食品を持ち込み禁止にした経緯がありますが、今はそれは自粛されているそうです。今日は、足柄の茶葉にセシウムが含まれていて、出荷停止となったという記事はショックです。私は近所の露地野菜を今も食べているからですが、神奈川の山の中までセシウム・・・そこまで来てしまったのか?とかなりショックです。しかし、今のところ神奈川のほうれん草、小松菜からはなぜか?セシウム、ヨウ素は不検出です。これは、自然放射線の影響ではないから、問題ですが、自然放射線の場所の樹木は大きくよく育つということです。

インドはそもそもどこも自然放射線が強い国のようです。全く知らずに、昨夏はケララ州に10日以上滞在していました。デリーにも数日。今や、東日本は放射線の高い地域となってしまいました。人災である福島第一原発の事故のためですが、インドの場合、放射線はあまり人体に影響を与えていないようです。というのは、自然放射線と宇宙放射線はやはり自然のものだから、今の東京と同じレベル、それ以上のレベルの中で生まれ育っていても、かえって身体にいいのか?元気に皆さん暮らしているのは事実です。自分の目で確かめてきましたから。

原発事故の後、ケララのヨガの先生から心配とお悔やみのメールが来ましたが、私はケララ州の方が東京より神奈川より放射能レベルが高いんだけど、そちらは大丈夫なのですか?誰か癌とかなってない?みたいに返信をしました。どうも全員元気です。しかし、今もインドでは寿命は日本より短いです。私の祖母が102歳なのですが、昨夏は101歳でしたので、私のグランマは101歳なんだよという話をアーユルベーダのドクターやセラピスト、料理長やホテルの人、友達、ヨガの先生に話しをしましたら、皆さん開いた口がふさがらないくらい驚いていましたびっくりしすぎて、固まっていたインド人多数。

その記事を翻訳してくださった方のブログを見つけましたので、翻訳版を転載させていただきます。有難いですね~。

以下、翻訳。

インドにおけるバックグラウンド放射線と放射能
Background radiation and radioactivity in India
2011年5月5日


我々は放射線の海に住んでいる。例えば0.1エーカー(122.4 坪、404.7平方m)の庭の所有者は、彼の庭に含まれるカリウムが約11200kgでそのうち1.28kgが放射性カリウム40で、トリウムは3.6kg、ウランは1kg含まれる。この値は土地により異なる。ウランやトリウムは崩壊して最終的には安定な鉛になる。放射性核種が存在することは意味のあるリスクとはならない。

土壌や宇宙線による年間被曝はムンバイで0.484、カルカッタで0.81、チェンナイ(マドラス)で0.79、デリー で0.70 ベンガルール(バンガロール)で0.825ミリグレイである。宇宙線の強度は高度により、海抜レベルの地域では0.28 ミリグレイ、デリー(高度216メートル)では0.31、ベンガルール(921メートル)では0.44ミリグレイになる。

土の中の大量のモナザイトの存在のためケララ州とアミル・ナヴウ地方(インド南端の地域)は高いバックグラウンド放射線区域(HBRA)です。

モナザイトの中のトリウム量は8-10.5パーセントから変化します。 研究者は、Karunagappally(インド南端ケララ州西岸にある人口30万の都市)の12のパンチャーヤト(部族集合体みたいな5人会議、実質的自治区)の放射能濃度が1年あたり0.32から76ミリグレイの間で異なったのがわかりました。
1年あたり7万1000軒以上の家の90パーセントにおけるレベルは1ミリグレイでした。 1年あたりHBRAの国民線量の平均値は3.8ミリグレイです。

1ミリグレイが通常のバックグラウンド放射線の部門への平均値です。ミリグレイとミリシーベルトは同じと考えます。

Regional Cancer Centre地域ガンセンター(http://www.rcctvm.org/)と、Bhabha Atomic Research Centre原子力研究センター(http://www.barc.ernet.in/)の研究者による1990-99の間のHBRAでの研究は放射に起因する少しの健康効果も示しませんでした。
ラドンはウラン系列核種で、土の中から出て、家に染み込みます。 温帯地域では、ラドン崩壊生成物は、換気の悪い家の中に溜まり、何百万人もの人々の肺に吸い込まれます。

家の換気は、ラドン.を分散するために適切です。家の5パーセントにおけるイギリスの人々は23.7mSv/年より高い投与量にさらされています。 人口の1パーセントは55.8mSv/年より高い投与量を受けます。 最も高い推定の投与量はコーンウォール(イングランド南西エリアの州)の320mSv/年でした。

すべての食糧にはカリウム-40(K-40がを含まれています。 カリウムは人間には必要です。 K-40は0.012パーセントのカリウムです。 いったん摂取すると、カリウムの大部分に直接血流に入って、すべての組織と器官に分配します。



ブラジルナッツはたぶん最も放射性の食物です。 科学者はブラジルナッツの1kgあたりのラジウムの700Bqを測定しました。
ブラジルナッツ木の根は1エーカーの根を張りめぐらします。 ブラジルナッツには、バリウムを集結する傾向があります。 バリウムと共に、根はまた、ラジウムも集めます。
ラジウムはナッツの中に現れます。 また、(インドではポピューな)茄子やにんじんなど根菜類などが放射性同位元素を含んでいます。
インドの研究者は魚と他の海洋生物でポロニウム-210を測定しました。

私たちの全身は四方から来る粒子によって晒されています。 放射線は私たちの人生の一部です。 私たちは、ただ放射能を含んでいるので、食物を食べるのを避けることができません。


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 インドの食品保健当局がわざわざこのようなニュースリリースを流すほど、世界では放射能に敏感なんでしょうね。