★★ 日本スポーツウエルネス吹矢協会日立支部の掲示板 ★★

スポーツ吹矢は、QOL 向上を目指した健康作りを目的としたエクササイズで、一つに呼吸法が挙げられる

11019★第4回全国障がい者吹矢競技会で優勝

2011年10月19日 | 記録として保存

                     
      

   第4回全国障がい者スポーツ吹矢競技会が9月16日、東京の港区スポーツセンターで行われました。過去最多となる133人が参加した大会で、最難関10mの車椅子部門で鈴木昭一(62歳、日立支部)が優勝する快挙を成し遂げた。鈴木さんが所属する日立支部としても大変名誉あることであり、皆さんで大きな拍手をお送りしました。   6年前、水戸市に住む知り合いで、同姓の鈴木さんが自宅駐車場で吹矢の練習をするのを見て始めた。たちまち吹矢の魅力に取りつかれ、2年間水戸まで通った。その後、日立にできた支部に移った。公認指導員として後輩を指導しながら、恩師の念願だった5段の資格も取った。協会は競技の点数だけでなく、美しい動作の普及も目指している。高段者が集う「青柳杯」で車椅子の障がい者で初めて「基本動作奨励賞」を受賞した。車椅子生活になったのは、高校2年時だった。器械体操部での練習中、鉄棒から落ちて背中を強打した。下半身が動かなくなり「もうみんなと卒業できないかな」と進級をあきらめてた。だが、同級生たちは、ひそかに学級会を開き、悲しみに暮れる級友の支援を決めたという。55人のクラスメイトは交代で車椅子を押し、通学を援助してくれた。まだ「バリヤフリー」の概念が定着していない時代。友人たちは階段の昇降、トイレの世話と、支援してくれた。そのおかげで、無事、友人たちと一緒に高校を卒業することができた(スポーツ吹矢協会号外より一部抜粋)。                                                                                                                                          

             

「身体が不自由な自分が、皆に恩返しするにはどうすればいいか」と日頃考えておりました。たどり着いた答えは「健康に前向きに生きて、常に挑戦すること」でした。茨城県の障がい者の中で、初めてとなる第二種運転免許を取得し、今年6月から福祉タクシーを始めた。仕事の内容は、要望を携帯で受け、乗客の通院や買い物などを介護する。また車椅子ダンスにも挑戦し、パラリンピックも目指している。日立支部も120人を超える規模になった。「みんな、支部の人たちも喜んでくれるかな」、鈴木さんの脳裏に浮かぶのは、これまで支えてくれた人たち。恩師も達成できなかった日本一のタイトルを取った。「車椅子でお墓にはいけないけれど、なんとか恩師に報告します」と鈴木さんは嬉しそうにメダルをさすった。

                          


1 コメント

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鈴木さんおめでとう (fukiyatarou)
2011-10-20 06:08:25
念願の優勝ができ、満面の笑顔が素晴らしい。
これからも後輩の指導に励んでください。
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