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2月のニュースとして、どうやら画期的な内容で私には縁がないものが、「ダミー仔馬対策」です。
http://ucdavis.edu/ucdavis-today/2015/february/03-foals.html
ダミー仔馬とは、出産後、母の乳を吸おうとしない、どろーんとした仔馬のことのようで(見たことないのでイメージだけ)、これまでは、酸欠により脳の動きに異変が起きていた、と考えられていたようです。
2月のUCD (University of California, Davis、カリフォルニア大学、デービス校)の獣医により、これは、神経ステロイドの機能により、母馬の子宮の中で、「走るな、動くな」と抑制されていたものが、出産の衝撃で通常はスイッチが切れるのに、切れなかったのが原因、との発表がありました。
通常は、「動くな」、という抑制スイッチが、産道から外に出た瞬間に切れて、立ちあがり、母の乳を探すという行動につながります。ところが「安産過ぎる」「何度も出産しているお母さん」から生れる仔馬には、産道を出る時の衝撃が足りないのか、スイッチが切れないのだそうです。
「僕、まだお母さんのお腹の中にいるから、おとなしくしてるよー」と言って横たわったままなのだとか。。。
UCDでは、仔馬のからだにロープをかけ、産道を抜ける時間程度、優しく締めつけます。そして、ど~んと緩め衝撃を与え、産道を出た時に近い状態を作り出すのだそうです。すると、あらあら不思議、仔馬は立ちあがり、元気に乳を吸うのだそうです。
2月に発表され、今日のニュースでは、遠く離れたオクラホマの馬病院から、「成功した~!」というニュースが流れました!
日本は今、まさに仔馬出産ピークを迎えています。ダミー仔馬が出てしまったら、獣医さんと相談し、試してみてはいかがでしょうか?低酸素脳症が原因ではない、ということです!
こういう情報にどんどんアクセスできるので、Facebookは便利なんですよ。
プーちゃんのサポーターさんやお宿のゲストの他、希望する方をメンバーとする、【Happy Horse Diary】という情報発信をFacebookで展開しています。世界の馬情報の中で、「これは知っておくといいかな?」と思う内容のポイントを翻訳して、メンバーで議論するサークルです。
今日のお題は、「蹄葉炎の早期発見、10個の前兆」について馬の世話の合間に翻訳しています。知らないことを知るということは、とても楽しいことです。たとえその内容が、辛い、厳しいことであっても、知らないで過ごすより、知って、自分にできることは何かな、を考えながら、馬に愛情を持って接する方が良いと思うからです!
http://www.thehorse.com/articles/35322/10-early-warning-signs-of-laminitis
3月7日から10日までの「今朝の馬っさん」
今朝は嵐のため、外窓を開けられませんでした。昨夜の厩舎内温度も10度を超えていたため、下着姿を夜を過ごしましたよ。