夏天故事

日々感じること、考えることを書き連ねていきます。

ないだか似でるんだげど…

2008-07-02 23:10:21 | Weblog
今、韓国では牛肉ばめぐってすげごどなってるみでだ。
市庁前広場どが、太平路どがで李明博政権に対する抗議のデモが連日繰り広げられでる。

オレはこのニュースば初めで見だ時、「やっぱりそげなったが…」ど思った。
大統領選挙の時オレは韓国さ住んでだっけんだげど、すごい違和感があったのば覚えでる。ほとんどの候補が『経済』ばキーワードに選挙戦ば戦ってだがら、大統領選の争点が『経済再生』に絞られでしまっていだ。そいだ中で『経済再生』がほんとで“いい事”だのが、他にももっといろんな争点があるんでねのが、と言う疑問は『食って生活するためには』っつー言葉で否定されてしまっていだ。っつーが、そう感じだ。んで、ほの選挙戦ばすごく有利に戦ったのが李明博候補だった。なんつっても、ソウル市長時代の実績が大っきがったからだ。それで李明博候補は大勝利を収めだ訳だんげど、半年もすね内、今の状況さなってる。

この事ば思い出したとぎ、オレは2005年の衆議院選挙で小泉氏がとった手段さ似でるな…と、ふと思った。あの時、オレは日本さはいねがったけども、よく聞かれる話では、小泉氏側の陣営は、争点ば郵政民営化さ絞って選挙ば戦った、と言うことだ。そうやって選挙で大勝利して、衆議院の与党の議席が3分の2ば占めるようになってしまったんだげど、ほいだ状況のながで、今問題さなってる後期高齢者医療制度なんかも成立させだ訳だ。

要するに、李大統領も小泉氏も、他の争点になるべき問題に目ば向けられていない状況(それが社会全体の雰囲気としてもともとその状況があったか、人為的にその状況を作り出したかは別として)のながで大勝利を収めた、っつー共通点がある訳だ。もちろん、大統領選挙ど衆議院選挙では単純に比較はでぎねべげども…

んだば、そういう共通の状況ば持づ韓国社会ど日本社会では、共通点はあるんだべが…そう考えるど、両方の社会は全く逆の方向さ向いでる気がする。
韓国の場合は、問題が起きだら、抗議する人達がいで、多くの市民にあれほど人気のあった大統領にも関わらず、多くの(李明博さ投票したであろう人も含めだ)市民が、その抗議する人ださ連帯していった。
日本の場合は、問題が起きだら、抗議する人達がいるのは韓国と同じだげんと、多くの市民は(自分らさ関わることにも関わらず)“ひとごど”みでだ顔ばする。

この違いはなんだべど思って考えでみだら、民主化を自分だで勝ち取ってきた経験の差でねがな~ど思う。
これは方法論さなるがもすんねげど、例えば、韓国のデモは面白いのもあったりする。ロウソクたがって…てのも、んだんだげんと、そいだげでねぐ、踊ったり、歌ったり、寸劇ばやったり、とにかぐ、派手で『おら、関係ねえもん』っつー人の興味ば引ぐための工夫があったりする。そいだ方法論の豊富さはやっぱし経験が深いがらだど思う。
んで何より、今の社会はおらだの物だっつー自信感も民主化の経験がら来てんでねがな…ど思った。

同じ文ば韓国語でこごさのっけだんで、興味あったら、みでけろっす。
http://sara-sora.cocolog-nifty.com/blog/


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