【子規365日】■8月22日
書に倦(う)むや蜩(ひぐらし)鳴て飯遅し 1897(M30)年
夏井いつき【子規365日】朝日文庫
一茶さんの俳句です。矢羽勝幸 ジョイ・ノルトン「雪五尺 四季の一茶」信濃毎日新聞社 より
金田一春彦「ことばの歳時記」新潮文庫 より 《ヒグラシ》
《蜩・かなかな》の俳句
冷気を楽しむかのような、その秋の声はよくとおる。鳴きおさめたかと思うと、
遠くの木のあたりで又鳴く。
・蜩や山田を落る水の音 調 竹
・かなかなの鳴きうつりけり夜明雲 蛇 笏
・蜩や蝶のみ杉の秀(ほ)をゆきて 波 郷
横田正知編「写真 俳句歳時記 秋」現代教養文庫 より
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