頻繁に地震が起きています。
私には、29年前に起きた阪神・淡路大震災です。
阪神・淡路大震災から17日で29年 追悼行事続く
6434人が亡くなった阪神・淡路大震災から1月17日で29年です。
被害を受けた地域では、犠牲者を追悼する行事が行われています。
1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災では、建物の倒壊や火災が相次ぎ、避難生活の長期化で体調を崩すなどして亡くなる「災害関連死」も含めて6434人が亡くなりました。
神戸市中央区の公園「東遊園地」では、犠牲者を追悼する灯ろうが「1.17」や「ともに」という文字の形に並べられ、地震が起きた午前5時46分には、訪れた人たちが黙とうをささげました。
「ともに」という文字には、元日に発生した能登半島地震の被災者などに寄り添い、助け合おうという思いや、世代を超えて阪神・淡路大震災を語り継いでいこうという思いが込められています。
ことしは能登半島地震が起きた午後4時10分にも黙とうが行われます。
17日は、兵庫県内の各地で追悼行事が行われていて、次世代に震災の経験や教訓を伝えようと、当時を知る人による語り継ぎや防災訓練などが行われています。
阪神・淡路大震災と能登半島地震。2つの震災の犠牲者を追悼するとともに、29年前の教訓をいまの被災地の支援にどう生かすか、ともに考える一日になります。
でした。
【子規365日】■1月17日
寒念仏(かんねんぶつ)に行きあたりけり寒念仏 1895(M28)年
夏井いつき【子規365日】朝日文庫 より
イメージ
《寒念仏》の俳句
寒行の一つで、信心の者が一団となり、太鼓や鉦を叩き、念仏と題目を唱えて
市中を練り歩き、喜捨を乞う。
・寒念仏さては貴殿でありしよな 一 茶
・耶蘇と言えば辞儀して去りぬ寒念仏 雉子郎
・寒念仏唱へあはして高調子 寸七翁
横田正知編「写真 俳句歳時記冬」現代教養文庫 より
イメージ 鬼の寒念仏
西 逈さんのコメントです。
《鬼の寒念仏 (西 逈)
寒念仏、浄土宗の伝統行事でしょうね。御詠歌に合わせて、鉦を叩いたり鈴を振ったり、いずれにせよ「しんみり」しています。その反対が日蓮系の題目。高い調子で団扇太鼓を叩きながら、題目を唱えます。こちらは「勇ましい」。流派によって打ち方が異なり、リズムが変わってきます。題目は自力、念仏は他力です。ちなみに、大津絵「鬼の寒念仏」は、子どもの夜泣きに効能のある護符でした。因みに「鬼の念仏」とは、柄にもなく殊勝を装うことで、謂わば「借りてきた猫」のことでしょうか。》