えらく久しぶりに木登りをした。
実家の枇杷の木だ。
夕方、母に呼ばれた。
木の上のほうにたくさん実がなっている、取ってくれと。
これはまるで猿蟹合戦の猿ではないか、と思いつつ、木に登った。
たわわに実った枇杷はみなよく熟していた。
むんずと枝を掴んだだけで、ぼとぼとと実が落ちる。
木の上でかぶりつくと、すばらしく甘かった。
猿に魔が差したのももっともだと思った…あれは柿だったが。
大汗をかいて収穫した枇杷の実は、バケツに2杯もあった。
形の悪いもの、少し傷んだものは、その日のうちにジャムにした。
皮むいて、種とって、潰して、砂糖入れて、煮た。
…というわけで、お茶漬けの瓶に入っているが、これはジャムである。
加えたのは砂糖だけ。
その砂糖もごく控えめだから、トーストに堆く載せて、いくらでも食べられる。
うまいうまい、と頬張っていたら、横から声がかかった。
「ブログで使うなら、瓶より、パンに載せた写真のほうが、おいしそうじゃない?」
…あっ…。
実家の枇杷の木だ。
夕方、母に呼ばれた。
木の上のほうにたくさん実がなっている、取ってくれと。
これはまるで猿蟹合戦の猿ではないか、と思いつつ、木に登った。
たわわに実った枇杷はみなよく熟していた。
むんずと枝を掴んだだけで、ぼとぼとと実が落ちる。
木の上でかぶりつくと、すばらしく甘かった。
猿に魔が差したのももっともだと思った…あれは柿だったが。
大汗をかいて収穫した枇杷の実は、バケツに2杯もあった。
形の悪いもの、少し傷んだものは、その日のうちにジャムにした。
皮むいて、種とって、潰して、砂糖入れて、煮た。
…というわけで、お茶漬けの瓶に入っているが、これはジャムである。
加えたのは砂糖だけ。
その砂糖もごく控えめだから、トーストに堆く載せて、いくらでも食べられる。
うまいうまい、と頬張っていたら、横から声がかかった。
「ブログで使うなら、瓶より、パンに載せた写真のほうが、おいしそうじゃない?」
…あっ…。