子供頃、保母さんや小学校の先生に
『知らないおじちゃんについていったら駄目だよーー』
と教わった人は多いはずだ。
ある日、ノイバイ空港へ出迎えに行ったのだが目的の乗客が出てこない。
他の客がゼロになったところで送り出した人に電話をしたり航空会社に
間違いなく乗ったかを確認したりした。
どうやらピックアップしそこねたようだ。やばい、、、
最悪なことに携帯電話を持ってない乗客だった。
到着1.5時間後に奇跡的に1階の車止めにて発見。
訳を聞いたところによると。
到着ロビーに出た瞬間に
『お疲れ様でしたぁ』
と2人組に囲まれて荷物ごとそのままエレベーターで2階へ上がり、
出発ロビーの車止めから怪しい車に乗せられたそうだ。
車はハノイ市内に向った。
料金所を過ぎ、更にだいぶ走ったところで『止めろ(日本語)』と何度も
言ったそうだが止まる気配がないので、後部ドアを全開にして更に叫んだら
なんとか止まってくれたそうだ。
トランクの荷物を降ろさせるのと乗車賃として日本円換算で2万円ほど払わされ、
別のタクシーでなんとか空港まで戻ってきたとのこと。
私が出口でちゃんと見ていれば良かったのだが、ピックアップされてしまった人は
ノーカンジになってしまう、それもあり出た瞬間を狙われたのだろう。
一歩間違えば強盗殺人にもなりかねない事件だ。
ついていった本人も悪いのだが、ハノイが安全な街ではないことを
立証した出来事でした。
次回からは到着口にへばりついて出向えようと思う。