アップルとギャップの明暗

1月10日付け日経新聞に「アップルとギャップの明暗」というの記事がありました。
アップルは前日に会社名を「アップルコンピューター」から「アップル」へと変更、
と同時に携帯電話機事業への進出、そして「iフォン」の発売。
市場は好材料と受け止め前日比８％も株価が上昇した。

同紙の一面目で写真入りの「iフォン」が見られますが、
ホントーにジョブスらしいアイコンのデザイン性に優れた商品のよう。
キュートという言葉が似合いそう！（欲しい！！）
アップルファンは待っていた事でしょう。

一方、「負け組み」と位置づけられたギャップ社については
残念ながら経営が変わってもブランドの再構築は難しいという判断の元、
身売り説まで出ている始末。
格付けもダブルBプラス（フィッチ）に格下げされた。

ここで気になる言葉として「コモディティ」という単語を使っていました。
==============================================================================
高い付加価値の商品を持った企業が勝ち残り、
そうでない企業の商品は単なる「モノ」として容赦ない値下げ圧力にさらされる。
アップルとギャップが示す優勝劣敗は、勝者と負者が際立つ07年の到来を予言しているように見える。
==============================================================================

ブランド力を維持すると言う事の難しさ。。。。
う～ん、考えさせられてしまう記事のまとめ方です。

働く母親のストレス解消法

06年12月30日の日経土曜版に「日・米・英働く母親のストレス解消法」
と言うのが比較されていて、お国柄がでており、興味深かったです。

　【日　本】
１．新しい服を買う（133)
２．たっぷり寝る（124)
３．友人などに話を聞いてもらう(121)
４．甘いものを沢山食べる（85)
５．ゲームや読書など趣味に没頭する（77)
６．音楽を聴く（63)
７．酒をいつもより多めに飲む（52)
８．車の運転をする（47)
９．カラオケなどで歌を歌う(47)
10. 思いっきり涙を流す（43)

　【米　国】
１．友人などに話を聞いてもらう(193)
２．音楽を聴く（150)
３．ゲームや読書など趣味に没頭する（135)
４．思いっきり涙を流す（95)
５．車の運転をする（57)
６．新しい服を買う（54)
７．ペットと戯れる（51)
８．たっぷり寝る（48)
９．大声を出して叫ぶ（26)
10. ストレスの原因から全力で離れる（25)

　【英　国】
１．音楽を聴く（152)
２．友人などに話を聞いてもらう(130)
３．ゲームや読書など趣味に没頭する（106)
４．新しい服を買う（103)
５．思いっきり涙を流す（93)
６．酒をいつもより多めに飲む（53)
７．たっぷり寝る（52)
８．車の運転をする（38)
９．親しい人とパーティなど大騒ぎをする（34)
９. 甘いものを沢山食べる（34)

上位10位以内に入った選択肢の他に提示したものは、
「短い旅行をする」「美容院や理髪店に行き髪を切る」など。
自由記入の回答では
「コメディドラマなどを見て笑う」「朝風呂に入る」「肌の手入れをする」
などがあがった。

さて、貴方のストレス発散方法は？

蕎麦屋「流石」でワインを一杯

「流石（さすが）」という蕎麦屋が銀座の一丁目にあり、
チョクチョク悪友と利用させてもらっています。

少し判りにくい場所の地下一階にあり、通常の蕎麦屋のイメージはない。
ワインとジャズの似合う十割の蕎麦を出す店。

神田辺りの蕎麦屋では、日本酒の冷酒を戴きたくなるが、
「チョイ悪系オヤジ」がいそうな雰囲気のあるこの店では
シャンパンやワインが似合う。

ビジネス利用の方も多く、
領収書をもらって帰る人が目に付く蕎麦屋です。

笑う門には福来たる

新春早々、「吉本」とか「落語」とかの記事が目に付きました。
まぁ、時節柄とは思うけど、07年の団塊の世代の定年に引っ掛けて、
ショウビジネスガ商機を迎えそうです。

下記は、毎日新聞の1月5日版。
「吉本興業、神保町でお笑い専門劇場運営　小学館と共同で」
==========================================================================
吉本興業と小学館は５日、東京・神田神保町に建設中の「神保町シアタービル」で７月から、
映画館「神保町シアター」（１００席）やお笑い専門劇場「神保町花月」（１２６席）を
共同でオープンすると発表した。

吉本にとって神保町は大正期から戦前・戦中にかけて、演芸場「神田花月」があった縁のある地。
吉本の東京本部と小学館本社は現在、共に神保町周辺にある。

６月に完成するビルは地上６階・地下２階。神田古書店街の南東部に位置し、
外観は「ふ化する卵」をイメージした。
「神保町花月」はテレビ番組制作機能も備えた「お笑い専門劇場」とし、
若手芸人によるお笑いライブや落語会などを開く計画だ。

同ビルには、数多くの若手お笑いスターを輩出している「吉本総合芸能学院」（ＮＳＣ）東京校なども入る。
吉本興業は神保町を、周辺にある学生の街・駿河台を含め「若者が集まる笑いとエンタの街」へと
盛り上げたいと話している。
==========================================================================

最近、神保町のクライアントを訪問する機会が増えていたが、
神保町って、そういう街だったのね。
新しい発見です、「古本屋街」というイメージでした。

「ふ化する卵」ってインキュベーションの事よね？
吉本って本当に商売が旨い！

感受性にまつわる詩

先日、ラジオから「感性」と「感受性」の違い云々カンヌンと難しい事を
説明していたのが耳に入ってきた。引き続き、次に「自分の感受性くらい」
という茨木のり子さんの詩を目にした。

忙しさにかまけて、ブログも書く時間さえ取れなかったが、
再開のきっかけになりました。
2007年も頑張ろう！

「自分の感受性くらい」　ｂｙ　茨木のり子

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが　ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性ぐらい
自分で守れ
ばかものよ