しあわせ☆はんぶんこ

妹のドナー(腎移植)になりました。
その体験を綴っていきます。

夫は無事手術、そして退院

2011-03-27 22:32:53 | その他
胆嚢炎だった夫は、炎症が治まり次第胆嚢摘出手術ということに決まっていましたが、炎症がひどかったので手術まで19日間もありました。

その手術を待つ間にあの東北関東大震災が起こりました。
この辺りは震度5弱で、私は未体験の大地震。
ミシミシ、ガタガタとどんどん大きくなり何分にも感じられた長い地震で、ひとりで家に居た私は恐怖のどん底。
体中が震え、しばらく何もできませんでした。

地震の直後、夫から「大丈夫か?」と電話が入りましたが、かなり揺れたものの、棚から少し軽いものが落ちた程度だったので「大丈夫」と頑張って答えました。
病院は一時停電し、すぐに自家発電に切り替わったそうです。

しばらく5~10分間隔で震度3くらいの余震が続き、生きた心地がしませんでしたが、病院にはパジャマと下着・タオルしかおいていなかったことに気づき、もしや避難ということになったら着るものがない。
この寒さの中薄いパジャマだけでは大変と、怖いのをこらえて、夫の洋服をそろえて病院に向かいました。(病院は近くて徒歩10分)

もうこの時点、電話はどこにもつながらなくなっていました。
病院はエレベーターが止まっており、5階までフーフー言いながら登って病室に行くと、本人はケロッとしていて、避難なんかしないよと。

この地震の日に予定より遅れたものの最後の検査MRIが行われ、手術日が確定しましたが、その後も続く余震と計画停電。
手術が無事行われるのかどうかと、不安な日々が続きましたが、手術の当日はずっと続いていた余震もなく、計画停電もなくて無事終えることができました。

手術後2日目まではちょっと苦しそうでしたが、4日目以降は少し元気を取り戻して、傷が痛いながらも病棟を歩いて運動をしていました。
術後4日目からは流動食、5日目には3分粥の食事が出るようになりましたが、栄養点滴は続いており、この分では退院までまだまだだと思っていたところ、6日目に行ってみると点滴が外れていました。

点滴が外れたのは順調な成り行きではなく、6日目の朝起きてみると腕がパンパンに腫れていて、前々日まで点滴していた反対の手の甲も腫れており、点滴をする場所が無くなってしまったそう。
それで仕方なく点滴離脱となり、6日目の昼から5分粥の食事が出るようになりました。
それでも夫は点滴が無くなって清々したらしく、かなり元気になっていて、1階まで階段で3往復して、鍛えていたと。
傷は胸骨の下斜めに20cm以上。まだまだ痛いはずです。
しかも夫の病室は5階、なんという奴でしょう。

病院ではもう何もすることがなくなり(治療面でも)退屈の極地。
「明日退院してもいいと言われたら明日退院する」と言い出す始末。
まさかね、と思っていたら、その翌々日の8日目に退院となりました。
平均で術後10日目と聞いていたので、まあ早かった方ですね。

退院しても傷は痛いし、食事は少ししか食べられないので、しばらくは家で療養です。
食事は急に脂っこい物や消化の良くないものを食べず、徐々に慣らしていくようにすれば何でも食べてよいそうです。
退院後は毎日歩くように言われたので、二人で毎日歩いてリハビリしてます。






夫が緊急入院

2011-03-08 21:30:25 | その他
お久しぶりです。
体調、特に変わりなく記事にすることもなかったのでご無沙汰しておりました。

しかし、2月末、夫がお腹の痛みで救急外来に行き、そのまま緊急入院となりました。
病名は「急性胆嚢炎」。

3年位前から会社の健康診断で「胆石」ありと書かれていましたが、昨年「要精密検査」と指示され、精密検査を受けました。
「胆石」は「胆泥」といわれる状態で、薬を服用しましたが消えず。
あとは痛みが出たら胆嚢除去手術を受けるか、計画的に手術するかと、昨年12月に診断されていました。
痛みは急ではなく、予兆があると聞いていたので、まさか3か月経たないうちにこんなことになるとは。

夫の場合、かなり急でそれまで予兆もなく、痛み出してから1日で激痛となり、抗生剤、抗炎症剤の点滴を一昼夜続けても炎症と痛みが治まらず、胆嚢にチューブを入れて胆嚢にたまった膿や胆汁を外に出すことになりました。
胆嚢にチューブを入れて2日目で痛みは激減し、炎症も徐々に良くなってきました。

この姿を見てると、自分の術後の姿を思い出します。
私も、お腹からチューブが出ていて、点滴棒をガラガラさせながらトイレ通いしたっけ。
その姿に比べらたら、この段階では夫の方が全然元気です。

でも炎症が治まったら、夫も手術が待っています。
炎症がかなり悪化した状態なので、内視鏡の手術はできず開腹手術になります。

術前の検査では胃カメラもありますと、主治医から言われました。
約1年半前の私と同じような道をたどるわけです。
ただし入院期間は最低でも4週間になりそうで、私の4倍ですね。

早くも一週間以上経過し、炎症もほぼ治まり、昨日の夜から流動食ですが食事が始まりました。
手術まで禁食と言われていたので、思いのほか良い経過のようです。
今日の夜は3分がゆになり、おかずは刻み食のようにつぶしたり細かく刻んでありますが、9日間何も食べられなかったので、嬉しそうに食べています。
これでお腹いっぱいになるのかな、という量ですが、禁食のせいで胃が小さくなったのか別に食べたりなくはないそうです。

これまで食事代わりとなる点滴は6時間おきに4回の24時間でした。
24時間なので夜も2時間おきにトイレに行きたくなり、熟睡できないと言っていましたから、これも術後の自分と重なります。
その点滴は朝と夕方の2回に減り、夜中にトイレに起きなくてもよくなると喜んでいました。
やっぱり夜熟睡したいですよね。

まだ入院は続きそうですが、経過が順調なのでひとまず安心です。


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